千葉県館山市の令和6年度（2024年4月1日～2025年3月15日）のふるさと納税寄附額が、前年比162.3％の602,818,470円に到達した。前年同期の約3.7億円と比較し、寄附額が約1.6倍となる快挙である。この背景には、新たな返礼品の開発や広報活動の強化、SEO対策による認知拡大など、多角的な取り組みが功を奏したことがある。
目次
返礼品の充実と新規事業者開拓が鍵
館山市では、事業者との定期的なコミュニケーションにより、返礼品の品質向上や新商品の開発を推進。市場トレンドや寄附者のニーズを分析し、地域の特産品や特色を活かした返礼品ラインナップの強化を図っている。これにより、食品・工芸品・体験型サービスなど多彩な返礼品を取り揃え、寄附者の多様なニーズに応える体制を構築している。
また、返礼品開発の支援体制を整えたことで、新規事業者の参入も促進。地元生産者との連携により、館山市ならではの魅力を発信している。
人気返礼品の一例
- 館山ブロンドエール 6本セット
- 旨味調味料無添加フカヒレラーメン5食入り
- 館山ジビエ おうちでらくらくジビエセット
広報活動の強化で全国への認知拡大
令和6年度は、広報活動の強化にも力を入れた。2024年に開催された「さとふる祭り2024 in TOKYO」に初出展し、来場者に館山市の返礼品を直接PR。試食や試飲を通じて返礼品の魅力をリアルに体感してもらうことで、寄附へのスムーズな導線を設計した。
さらに、イベントでの対面対応を通じて寄附希望者からの質問に丁寧に応え、寄附を検討している層へのフォローアップも実施。加えて、全国の自治体担当者やふるさと納税事業者とのネットワークを強化し、今後の共同企画やコラボの可能性も広がっている。
成長を支える「地域活性化起業人」の存在
館山市では、総務省の「地域活性化起業人」制度により、地方都株式会社から岡田恭平氏が派遣され、返礼品開発やSEO対策、広報活動など多方面で支援。官民連携を通じたふるさと納税事業の強化が実を結び、今後もさらなる成長が期待されている。
館山市ふるさと納税ポータルサイト
- さとふる：https://www.satofull.jp/city-tateyama-chiba/
- ふるさとチョイス：https://www.furusato-tax.jp/city/product/12205
- 楽天ふるさと納税：https://www.rakuten.co.jp/f122050-tateyama/?s-id=furusato_pc_area-chiba_f122050-tateyama
- ふるなび：https://furunavi.jp/Municipal/Product/Search?municipalid=579
- JRE MALLふるさと納税：https://furusato.jreast.co.jp/furusato/municipality/detail/f612
- JALふるさと納税：https://furusato.jal.co.jp/municipality/122050
- ANAのふるさと納税：https://furusato.ana.co.jp/donation/top/12205/
