東京都練馬区は、区のまちづくりや福祉施策を市民とともに推進するため、2025年4月から新たに6件の寄付メニューの受付を開始した。今回のメニューには、インターネットを通じて広く寄付を募る「クラウドファンディング型」も含まれ、区民や全国の支援者からの参加を呼びかけている。
目次
未来を育む3つのクラウドファンディング型寄付
今回新たに設定されたクラウドファンディング型メニューは以下の3つ。
① 子どもたちの未来のために!新美術館・図書館をみんなでつくろう
老朽化した練馬区立美術館と貫井図書館の全面リニューアルを進めるプロジェクト。アートと本が融合する新たな公共空間の創造を目指す。
- 目標金額:500万円
- 受付期間:2026年3月31日まで
② 日本の都市農業の魅力を凝縮!全国都市農業フェスティバル2025を応援
11月に開催予定の全国規模のイベントを支援。都市農業の価値と可能性を広く発信する。
- 目標金額:300万円
- 受付期間:2025年11月16日まで
③ みんなでトイレのイメージアップ!平成つつじ公園リニューアルプロジェクト
開園30年を迎える公園の再整備事業の一環として、地域の顔にふさわしい個性あるトイレを設置する計画。
- 目標金額:300万円
- 受付期間:2026年3月31日まで
福祉・教育分野の3メニューも追加
加えて、令和8年3月31日まで受付の福祉支援を目的とした寄付メニューも新設された。
- 児童養護施設等で育った若者の自立支援
- 医療的ケア児・障害児とその家族の支援
- ひとり親家庭の子ども向け体験支援プロジェクト
いずれも練馬区が抱える社会的課題の解決を目的とし、寄付金は返礼品ではなく、施策に直接活用される。
寄付は「ふるさとチョイス」から受付中
寄付は、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」から行うことができ、特設ページにてプロジェクトの詳細も閲覧可能。区内外問わず、誰でも参加が可能となっている。
▶ 詳細:https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/kuseisanka/kifu/kifu/kifunogoannai.html