銀のさらが岩手県の「ウニの増殖溝」へ出資 CO2削減に向けた取り組みで

銀のさら
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銀のさらを運営する株式会社ライドオンエクスプレスは8月21日、岩手県洋野町が実施するブルーカーボンに関する取り組み「増殖溝(ぞうしょくこう)を活用した藻場の創出・保全活動」に対する「Jブルークレジット」10[t-CO2]分を購入し2024年7月31日(水)に認証されたことを発表した。

同社の事業活動によって排出したCO2の一部をカーボン・オフセットする目的で、水産資源をデリバリーで届ける企業としてサポートできることがないかと考え、今回の出資を決定したという。日本全国の寿司チェーン運営会社での参画は初の試みだ。カーボン・オフセットとは、生活や業務において避けられない(減らせない)温室効果ガスに対して、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等を指す。

岩手県洋野町は、全国第2位のウニの水揚げを誇る地域。洋野町にある「ウニの増殖溝」は、約8500万年前に形成された種市層と呼ばれる地層の岩場を利用して作られたという。

この増殖溝が現在ブルーカーボンの取り組みとして注目を集めている。ウニの増殖溝で醸成された「藻場」が光合成によりCO2を吸収することで炭素を貯留し、深海に流されることで脱炭素に繋がる。これまでに3,753[t-CO2]の脱炭素が認証されているそうだ。これは国内最大級のブルーカーボン認証量だという。

銀のさら

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