スポットワーク市場、タイミーに続いてメルカリも地域活性化で活用 蒲郡市における人手不足の解消目指す

メルカリハロ
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株式会社メルカリは8月26日、蒲郡市および蒲郡商工会議所、蒲郡市観光協会と市民の多様な働き方を支援し、蒲郡市内事業者の人手不足を解消することで、地域産業の活性化につなげる連携事業を開始したことを明かした。

活用するのは同社が提供している空き時間おしごとサービス「メルカリ ハロ(以下、ハロ)」。なお本事業は令和4年4月に蒲郡市と締結した連携協定の一環である。

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スポットワークの登録者数は全国で2,300万人

ハロはことし3月に開始したスポットワークサービス。登録者数は提供開始から3ヵ月弱で500万人を突破した。

スポットワーク市場は大きな盛り上がりを見せており、8月1日時点で登録者数は2,300万人いるという。ことし3月末時点からの伸びは顕著で約800万人も増加しているそうだ。

ハロの特徴は、同社の本流サービスのメルカリに登録したユーザー情報をそのまま使えるため、登録などのステップが簡易的になる点だ。本人確認や銀行口座情報がフリマアプリのメルカリ側で登録されていれば、働き手となるユーザーはスムーズに仕事を探せる。

スポットワーク市場はタイミーにはじまり、メルカリのほかにLINEヤフーやリクルートらも参入(および予定)している。また、座組は違えどUber Eatsの配達員などもある意味同カテゴリーとしてとらえてもいいかもしれない。

蒲郡市向けに活用セミナーなどを開催してスポットワーク支援

メルカリと蒲郡市とのスポットワークにおける取り組みでは、事業者向け、働き手向けそれぞれに、蒲郡市および蒲郡商工会議所、蒲郡市観光協会と連携してセミナー等を開催する。

事業者向けでは、観光や飲食などサービス業、市内事業者の人手不足解消に向け、スポットワークの必要性やハロの活用方法を伝えるセミナーを開催する。そのほか、ハロを活用するにあたってのサポート体制も敷く。これはメールや電話による問い合わせおよびフォローを受けられるそうだ。

働き手向けには、蒲郡市役所にて市内在住在勤の人を対象とした講座を実施する。主に子育てなどで不定期にしか働けない方や、子育てが一段落し職場復帰のきっかけにしたい方、また、副業で働いてみたい方や、学生の方などを対象。開催日は10月26日(土)午後1時30分から。

スポットワークによる地域活性化 タイミーでも

メルカリのハロだけでなく、先駆者であるタイミーも地域活性化に向けた取り組みをスタートしている。タイミーは8月2日に大阪府と事業連携協定を締結したと発表し、府内における人手不足の解消のためにスポットワークの活用を促している。タイミーは大阪府以外とも取り組みが以前から進められており、大阪府との取り組みは8事例目。

ハロにおいてもタイミーにおいても、国内の人手不足を解消することがスポットワーク活用の目的であるとしている。昨今のインバウンド客の急増もあり、サービス業等では働き手の確保が喫緊の課題だ。

スポットワークサービスは先に記載のとおりさまざまな企業がスタートさせている。サービスごとに大きな違いはないものの、重要なのはいかに地域の課題(人手不足)をうまく解消できるかだ。

今後、連携するニュースなどが増えることで、スポットワーカーによる人手不足解消事例も出てくるかもしれない。今後の動向は要注目だ。

メルカリハロ

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