SpiralAI株式会社は7月19日、長野県松本市内に在住の小学生を対象とした生成AIを用いた開発に挑戦するワークショップを開催すると発表した。ワークショップは7月25日(木)に開催予定で、最大16名が参加する。
AIキャラクターを作成し活用方法を模索する
ワークショップのテーマは、「ずっと話していたくなる、友達のようなAI」としている。これは、社会課題になっている「孤独」の解消につながるテーマとのこと。
ワークショップではAIキャラクターを作成し、活用方法を模索する。自由な発想からAIを用いた解決策を開発することで、松本市の明るい未来の実現が狙いだ。
作成したAIキャラクターは作って終わり、ではなく「使ってみる」という段階までもっていくのが今回のワークショップの見どころだ。というのも、作成後は「地域のおじいちゃん、おばあちゃんにキャラクターと話してもらおう!」としており、AIキャラクターがどのように使われるか実体験までできるのだ。
生成AIの注目は言うまでもなく非常に高く、最近のテクノロジートレンドにおいてはトップを走り続けている。これは技術者だけでなく、一般層にも広く波及していると考えられており、SpiralAIが今回実施するワークショップもすでに「定員に達した」と申し込みサイトで表示されている。
キャラクター性は日本企業が存在感を発揮できる領域
SpiralAIが今回のワークショップを実施する背景には、「社会的な課題に対して解決策としての生成AI活用を模索する」というものがある。
同社では、キャラクター性を持ったAIを誰でもかんたんに作成できるサービス・プラットフォームの設計を進めている。これは、キャラクター性は日本企業が存在感を発揮し、世界に先駆けた価値を実現できる領域と考えているからだ。
今回のワークショップでは、松本市と、地域に根差したコワーキングスペースを展開するサザンガクの3者による共同の取り組みとなる。主催はサザンガク、協賛は松本市、協力企業としてSpiralAIが参画する、という位置づけだ。