放置された人工林を守る、徳島県神山町で「神山しずくプロジェクト」が始動

放置された人工林を守る!徳島県神山町で「神山しずくプロジェクト」が始動
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徳島県神山町で放置された人工林の環境改善を目的とする「神山しずくプロジェクト」が、『TIMELINE クラウドファンディング』で資金調達を開始した。この取り組みは、間伐杉を活用したものづくりを通じて、町の水源を守り、森林再生を促すものだ。

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プロジェクトの背景

神山町はかつて林業が盛んだったが、安価な輸入木材の流入により、伐採されずに放置された杉林が増加。その結果、下草が育たず、山の保水力が低下し、町の水源に影響を与えている。水量の減少や土砂崩れといった問題が深刻化する中、「未来の子どもたちにしずくを残す」という理念のもと、杉の加工品づくりを通じて課題解決を図る活動が進められている。

杉の命を余すことなく活用

プロジェクトでは、杉の削り出し技術を活かした器「SHIZQ(しずく)シリーズ」を開発。この器は杉の空洞構造を活かし、飲み物が冷めにくく、口当たりの良いデザインとなっている。さらに、

  • 割れやすく器に活用しづらい中心部はエッセンシャルオイル
  • オイル抽出後の木材は除湿芳香剤
  • 端材はディフューザーへ と、杉を余すことなく活用する仕組みを構築。

今回のクラウドファンディングでは、新月伐採した杉のみを使用した特別なエッセンシャルオイルを限定販売する。

クラウドファンディング詳細

  • プロジェクト期間:2025年2月6日(木)18:00 ~ 4月4日(金)18:00
  • プロジェクトページTIMELINE クラウドファンディング
  • リターン内容
    • 【NEW MOON FOREST】エッセンシャルオイル(ギフトボックス付き):5,600円~
    • SHIZQ 鶴ロックグラス ペアセット:27,720円(税込・送料込)

東京五輪銀メダリスト・清水希容さんが現地取材

プロジェクトの一環として、東京五輪空手銀メダリスト・清水希容さんが神山町を訪れ、取材を行った。杉の加工を担う職人の技術を見学し、間伐材の活用方法や森林の再生について学ぶ様子を記録。さらに、町の水源を守るための「しがら(自然のダム)」作りにも挑戦し、旅の締めくくりとして、神社での奉納演武を披露した。その模様は、ドキュメンタリー映像として公開されている。

今後の展望

このプロジェクトは、杉の新たな価値を生み出すだけでなく、持続可能な森林管理のモデルケースとなることを目指している。神山町の美しい自然を未来に残すため、支援の輪を広げていく。

詳細はプロジェクトページで確認できる。

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