滋賀県長浜市余呉町を拠点とする株式会社ロハス長浜は、地域資源を活かした新商品「余呉のジンジャーエール(辛口)」を2025年4月1日より発売する。地元で育てられた生姜をはじめ、幻の在来種唐辛子「よのみ」や柚子果汁を使用したこの商品は、長浜の自然と歴史の豊かさを感じられる“飲むご当地体験”だ。
中山間地ならではの農作物を活用
商品に使用されている生姜は、獣害の影響を受けにくい作物として長浜市北部の中山間地で栽培されたもの。さらに「よのみ」は、かつて賤ヶ岳の合戦の際に羽柴秀吉の軍勢が持ち込んだとされ、長らく門外不出とされていた希少な在来唐辛子である。これに地元産の柚子果汁を加えることで、香り高く奥行きのある味わいを実現している。
「余呉のジンジャーエール」は甘さ控えめで、素材の風味をしっかり感じられる辛口テイスト。ピリッとした刺激が喉を駆け抜け、日常のリフレッシュや食中ドリンクにもぴったりだ。贈答用にもふさわしいクラフト感ある一本に仕上がっている。
ローカルSDGsの実践として地域づくりを後押し
この商品は、地域資源の活用によって地域経済の循環を生み出す「ローカルSDGs」の一環として誕生した。地元農家や地域づくり協議会と連携し、持続可能な地域社会の構築に貢献している。地域課題である耕作放棄地や獣害問題への対応としても、地場の作物を生かす取り組みは大きな意味を持つ。
地域ブランド「RONDO PLUS」での展開も
「余呉のジンジャーエール」は、株式会社ロハス長浜が展開する地域ブランド「RONDO PLUS(ロンド・プラス)」の商品ラインの一つ。同ブランドでは、長浜の自然と暮らしをテーマに、地元産素材を用いた特産品の開発・販売を行っている。
歴史と自然に彩られた余呉の地から生まれたこのジンジャーエール。飲むことで感じる“湖国の風土”を、ぜひ一度体験してみてはいかがだろうか。