介護・福祉分野に特化した単発バイトマッチングアプリのケアリンクが5,500万円の資金調達を実施　首都圏の介護施設支援を加速

2025年4月18日

介護・福祉分野に特化した単発バイトマッチングアプリ「ケアリンク」を提供する株式会社ケアリンクは、プレシリーズAラウンドにて5,500万円の資金調達を実施した。調達した資金は、介護施設への導入支援やサポート体制の強化、ワーカー獲得などに充てる予定。

あわせて、同社では2025年4月5日より、介護施設を対象とした「初回無料お試しキャンペーン」を先着50社限定で開始した。

非常勤人材のニーズに対応、柔軟な働き方を支援

「ケアリンク」は、介護施設の慢性的な人材不足という社会課題を解決するために、単発バイトの仲介を行うアプリ。突発的な欠員への対応や、短時間の人材ニーズに即応できる仕組みを提供している。

創業者の根本氏は介護現場での勤務経験を持ち、その後エンジニアとしてのキャリアを経て本サービスを開発。現場のニーズに即した設計により、サービス開始からわずか1年で約500以上の介護施設に導入されている。

今回の資金調達により、まずは東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県を中心とした首都圏における導入拡大を図り、地域に根ざした課題解決モデルの確立を目指す。将来的には全国の主要都市へも展開を広げていく方針だ。

根本氏は「ケアリンクは、1.6兆円規模とも言われる非常勤介護市場において、求人媒体や派遣会社では対応しきれない短時間・単発のニーズに応えるサービス。現場の声をもとに改善を重ね、導入施設数は500を超えた。今後はよりスピード感を持って展開を進めていきたい」とコメントしている。

本ラウンドには、MIRAISE、株式会社ベクトル、株式会社サーバーワークス・キャピタルが参加。各社より以下のコメントが寄せられている。

MIRAISE 代表パートナー&CEO 岩田真一氏
「1.6兆円市場の喫緊課題に挑むケアリンクには大きな可能性を感じた。エンジニア出身の根本氏率いるチームは、現場の声を即座にプロダクト改善に活かせる強みがある」
株式会社ベクトル代表取締役会長西江肇司氏
「介護領域の人材マッチングに勝機があると考え出資した。優れたビジネスモデルとして広く支援していきたい」
株式会社サーバーワークス・キャピタル経営企画課孔允培氏
「人手不足はすべての業界に共通する課題。介護業界での課題解決に取り組むケアリンクの理念に共感し出資を決定した」