島根県は9月7日に、「GO島根!ITエンジニア転職フェア」を東京都・新宿で開催することを発表した。対象は、島根県へのUターン・Iターンを考えているITエンジニア。参加費は無料、参加申し込みは以下のリンク先から可能だ。
▶ 参加申し込み
島根県ではこれまでも東京やオンラインで県内IT企業の転職イベントを開催しており、2014年から2023年度にかけて190人のUターンやIターン転職を実現させている。
島根県内のIT企業18社が出展 移住・定住相談コーナーも
9月7日に開催する転職フェアでは、希望の企業ブースを訪問して、企業の採用担当者や役員と直接話をしたり、情報収集できたりするという。出展企業数は18社を予定。エントリーしたい企業が見つかれば、企業への連絡や日程調整もイベント側が代行してくれるという。
単なる転職イベントというわけではなく、移住相談も同時に受けられるのもポイントだ。本イベントには「ふるさと島根定住財団」も参加するため、Uターン・Iターンを考えている人にとって転職+その後の暮らしについても深く理解できるようにしている。
イベント当日のプログラムでは、島根県内IT企業によるブース出展、IT人材コーディネーターによる転職相談、そして先述の移住相談を予定している。
企業誘致も積極的に実施している島根県 10年間で46社の実績
他県同様に、島根県でも産業振興に重点を置き、雇用の創出に注力している。言うまでもなく、人口減少などの対策だ。
島根県の同プレスリリースによれば、「島根は通勤時間のストレスも少なく、豊かな自然に囲まれ、のびのびとした環境で子育てもしやすいため、クリエイティブな仕事をするのに適しています」と述べられている。さらには、コミュニティ活動も盛んな様子で、県内ITエンジニアによる技術研鑽や企業間の連携強化によるビジネスチャンスの拡大・技術力の向上が図られている。
県内企業のパワーアップだけでなく、県外からの企業誘致にも積極的。10年間で46社のIT企業が島根県での立地認定を果たした。
島根県といえば、某映画で「島根にパソコンなんてあるわけないじゃん」というセリフが大きな話題になったものの、それはもう過去の話(該当の映画は2000年公開)。本転職イベントを実施するIT WORKSの島根県の求人情報をのぞいてみると、さまざまなIT人材に向けた募集要項が用意されている。
移住+転職は生活圏を変えない通常の転職とは大きく異なるものの、自分のキャリアや視点を広げるという点でも、本イベントに参加してみるのはおもしろそうだ。
GO島根!ITエンジニア転職フェア
日時 :令和6年9月7日(土)13:00~16:00
会場 :新宿NSビル(東京都新宿区西新宿2丁目4番1号)
参加費 :無料
参加方法 :「IT WORKS@島根」の下記イベントページから申し込み