富山県、農業の担い手確保へスポットワーク導入「富山あぐりマッチボックス」正式事業化

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株式会社Matchbox Technologiesがシステム提供する自治体公式就業プラットフォーム「富山あぐりマッチボックス」が、4ヶ月間の実証実験を経て、2025年4月より富山県の正式事業として運用開始された。

「富山あぐりマッチボックス」は、短時間・短期間の働き方であるスポットワークを活用し、農業の担い手確保を目指す取り組み。実証期間中、県内営農事業者の約15%にあたる116事業者が登録し、62名の働き手を採用。採用件数は229件、労働時間は合計1,140時間に達した。特に20代の若手採用が目立ち、地域農業の若返りにも貢献している。

さらに、一度働いた人材を再度雇用できる「友だち登録」機能により、61名のリピート就農者が誕生。営農事業者からは長期雇用に繋がったとの声もあり、農業分野における新たな労働力確保のモデルケースとして注目されている。

今後は、農業にとどまらず宿泊業や福祉分野などへの展開も視野に、地域課題解決への取り組みが進められる予定だ。

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