東武トップツアーズ株式会社は8月23日、東京都墨田区と「災害時における車両の調達及び運行並びに宿泊施設の確保に関する協定」を締結したことを発表した。この協定の目的は、大規模災害時において、要配慮者の避難を促進することや、住民や他自治体からの派遣職員等の移送手段や宿泊施設を確保することだ。
本協定における主な取り組みは以下の3つだ。
- 避難先に住民が避難する際の移送手段としての車両の調達および運行
- 災害対応にあたる他自治体派遣応援職員および他機関職員等の宿泊施設の確保ならびに移送手段としての車両の調達および運行
- 被災地外への一時的な避難施設としての宿泊施設の確保および移送手段としての車両の調達および運行
震災時や大規模水害発生の恐れがある場合、電車やバスが計画運休することが見込まれ、住民が避難したくてもできない事態が発生することが予想される。災害時において高齢者や障害者などの要配慮者は、自力で遠くまで歩いて避難することが困難である場合や、移送手段が限定的になるなど、円滑な避難が困難だ。また、住民の二次避難先や他自治体からの派遣職員等の宿泊施設の確保が困難になることが想定されている。こうした想定する課題に対して前もって解決策を打ち出すために、この協定が締結されたのだ。
東武トップツアーズはプレスリリースで「当社はこれからも、地域の皆さまと連携しながら、地域の課題解決に向けた取組を推進し、持続可能な社会づくりに貢献してまいります」と述べた。
