カフェで大量廃棄される「コーヒーかす」で作った入浴剤 新たな名物へ – 長野県白馬村

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株式会社元気移人研究所は8月28日、世界有数のスノーリゾート・白馬のコーヒー店から出た“コーヒーかす”を活用した入浴剤「HAKUBA COFFEE STANDの湯」の先行予約販売をMakuakeで開始した。5回分で1個の同入浴剤は、通常価格4,000円。早期購入時に限っては割引もある。

「HAKUBA COFFEE STANDの湯」は、JR白馬駅前にあるコーヒー店「HAKUBA COFFEE STAND(ハクバコーヒースタンド)とのコラボレーションにより開発した入浴剤。高級豆のコーヒーかすを使った入浴剤だという。温泉地でもある白馬の魅力を「入浴剤」という日本らしいお土産でグローバルに広めていくのが狙いだ。

長野県・白馬エリアは日本有数のリゾート地で、スノーリゾートとして冬はとくに観光客数が多い地域。外国人観光客も多く訪れる土地柄、コーヒーにこだわった独立系カフェが多くある地域としても知られている。

しかし、観光地であるカフェであるがゆえに、ゴミとして出る“コーヒーかす”の量は大変多く、ウィンターシーズン(1〜3月)だけで約3,000杯のコーヒーが売れ、そのかすの量は約70kgにもなるほどだった。このかすの活用方法を模索するなか、開発に至ったのが今回の入浴剤だ。

「HAKUBA COFFEE STANDの湯」のパッケージの中に、不織布に入った入浴剤が5個入っており、浴槽に浸してコーヒーの成分を染み出させて使用する。高級豆の豊かな香りに包まれ、家庭のお風呂で癒やしの時間を楽しめるそうだ。使用したコーヒーかすはすべて白馬で出たものだが、入浴剤製造の専門業者と一緒に開発しているため、入浴剤成分はしっかりと法基準をクリアしたものを使用しているという。また、風呂釜への影響がなく、浴槽に着色しづらい加工もしてあるため、家庭でも浴槽の素材にかかわらず手軽に楽しめる、とプレスリリースでは述べられている。

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