高校生もAI開発に挑戦 広島県が主体の「未来を担う人材育成」

広島県
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広島県は9月10日、「HIROSHIMA AI TRIAL~失敗を生かそう~」をスローガンに、AIを活用したさまざまな取り組みを開始したことを明らかにした。

広島県ではイノベーション立県として、「ひろしまサンドボックス」や「ユニコーン10」など、これまでさまざまな分野で挑戦を後押しする環境づくりを進めてきた。その結果、企業や人材の集積も進みつつあり、「新しいことに挑戦しやすい環境」が整いつつあるそうだ。

そして昨今の生成AIなどの技術発達により、地域課題の解決に活用が期待されている背景もあり、今回のAIを活用した取り組みの開始に至った。地域課題の解決と新たな価値を創出するとともに、イノベーション・エコシステムの形成に向けたさまざまな取組に挑戦し、「誰もが希望を持てる未来へ、AIで未来を切り開くこと」を目指す。

目次

AI活用をリードする3つの取組

今回の取り組みでは、地域課題の解決と新たな価値の創出、そしてイノベーション・エコシステムの形成を目指し、以下の3つの柱で推進という。

ひろしまAIサンドボックス

アイデア段階も含め、AIを活用したソリューションの開発者を広島に集め、県内企業や地域の課題解決に向け、チャレンジできる環境を提供する。

具体的支援内容:開発・実証に係る経費の1/2、最大1億円を県が支援

広島AIラボ

AIのポテンシャルを十二分に引き出し、地域課題の解決と付加価値を創出することを目指し、県庁内に「広島AIラボ」を設置。県職員と外部人材が専属的に自らテーマを設定し、新しい価値を生み出すようなAIの活用に向けて自由に探索・研究できる。

今後の取り組み内容:庁内人材2名で活動開始(DX審議官組織内)。今後、庁外からも人材を募集予定。

ひろしまAI部

県内高校生が、AIを理解し、活用する力を身に付ける機会を、産学官連携により提供する新たな部活として活動。社会や企業の課題解決にテクノロジーを活用できる未来の人材を育成しつつ、AIの活用の可能性を若者の柔軟な発想で考える。

新たな取り組み内容:地元企業とのAIチャレンジ(企業訪問やワークショップ等)

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