大阪府豊中市、こども専用乗り合いタクシー導入へ 保護者の「送迎の負担」を軽減

豊中市
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大阪府豊中市は10月30日、hab株式会社と協働で「こども専用乗り合いタクシー」の実証実験を開始することを発表した。目的は子育て世帯が時間的な余裕のなさから感じる負担感を軽減するためだ。

実証実験は12月2日(月)から12月15日(日)までを予定。事前の実施モニターは11月15日(金)まで募集中。モニターが事前にアプリで登録した希望場所や日時をもとに、AIが停留所・運行ルート・乗車時刻を決定し、各モニターに通知。各モニターは乗車する2日前までに乗車の予約をしたうえで「乗り合いタクシー」の停留所から乗車(相乗り)して習い事教室に送迎するという(帰りも習い事教室から停留所へ送迎)。

豊中市では、柔軟な発想・優れた技術力を持つ民間事業者等と協働して地域課題の解決をめざすプロジェクト「アーバンイノベーション豊中」に取り組んでいる。また同市は「子育てしやすさNO.1」を目指すために、保護者の自由時間を作り出す「フリータイムプロジェクト」を実施中だ。

市による子育て世帯への事前調査では、子育て中の課題は「自分の時間が取れない」という回答が7割。代行したい家事・育児サービスでは「こどもの送り迎え」という回答が最多となっていた。そこで、子どもの送迎を代行する乗り合いタクシーを運行することで、子育てにかかる保護者の負担軽減を目指している。

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