株式会社Fukushima Watch Companyは11月16日(土)に、福島県双葉町をテーマにした新作「Futaba」を発売すると発表した。2022年11月に立ち上げた腕時計ブランド「Fukushima Watch Company(フクシマウォッチカンパニー)」の第二弾となる。5色展開で価格は各8万8,000円(税込)。
新商品の「Futaba」は、福島県双葉町をテーマにしたモデル。双葉町は東日本大震災と福島第一原発事故により全町避難を余儀なくされたが、2022年8月に避難指示区域が解除され、人々が再び住めるようになった。
このモデルは、かつての双葉町の暮らしや風景をリサーチし、未来の町の姿を想像しながらデザインしたという。
また、このモデルの販売に際し、売上の2%を双葉町で復興や地域支援に取り組む団体に寄付する。プレスリリースでは「この取り組みを通じて、時計を手にするお客様が、双葉町の未来に貢献できるような社会的な意義も持たせています」と述べられている。
【商品概要】
定価:88,000円(税込)
材質:ステンレススチール(SUS316L)
ベルト:ステンレススチール(SUS316L)
風防:ミネラルガラス
サイズ:ケース径34mm / 厚さ12.5mm / ベルト幅18mm
ムーブメント:自動巻(MIYOTA Cal.82S0 / 21,600振動、42時間パワーリザーブ、21石)
精度:-20~+40 秒/日
防水:日常生活防水(5気圧)
機能:自動巻(3針)
製造:日本製
付属品:箱・保証書・取扱説明書
「Futaba」はクラシックなデザインを基調としながら、個性を引き立てるツートンカラーのダイヤルバリエーションが特徴。ケースとブレスレットはミラー仕上げで、洗練されたアーバンな印象と地域の歴史を融合させている。
双葉町の独自の風景や文化を反映したカラー名も、このモデルに特別な意味を持たせているという。34mm径のユニセックスサイズで、裏蓋はスケルトン仕様。日本製のムーブメントを搭載し、信頼性と耐久性を両立させた自動巻き腕時計。
販売する株式会社Fukushima Watch Companyの代表・平岡雅康氏は、長年にわたり時計業界での経験を積み、国産の機械式時計ブランドを設立。2019年3月に世界最大の腕時計見本市「バーゼルワールド」に出展し、世界各国からディーラーやメディアが商談・取材に訪れ、取り上げられた経験をもつ。東日本大震災のボランティアで関わっていた福島に魅了され、福島を日本のジュネーブ(=腕時計産業が盛んな町)にすることを目指し、埼玉から南相馬市へ移住。Fukushima Watch Companyを設立した。