株式会社Liberawareは11月26日、千葉県千葉市が主催する「トライアル発注認定事業」において、同社の小型ドローン「IBIS」が認定を受けたことを発表した。これにより、認定期間中、競争入札によらず千葉市との随意契約が可能になる。
同社のIBISはインフラの老朽化対策や効率的な維持管理を実現する製品として、すでに多くの企業や自治体に導入されている。同社は「本認定を契機に、千葉市消防局への採用も視野に入れた実証を進めており、当社ソリューションの展開が業績貢献に繋がることも期待している」とプレスリリースで述べている。
千葉市主催のトライアル発注認定事業とは、市内企業が持つ革新的な製品やサービスを認定し、商品の普及を促進する同市の取り組みだ。一般的に行政など公的機関が何かしらの製品等を購入・導入などをする際は競争入札制度が用いられるが、トライアル発注として認定された事業者およびその製品等は「随意契約」という形で、競争入札の必要なく導入を進められる。
同プレスリリースでは、「今回の認定を皮切りに、他の市区町村との連携をさらに加速し、地方自治体が抱えるインフラ課題の解決に取り組んでまいります。また、製品の改良や新たな技術の開発を通じて、地域社会における安全性と効率性を向上させることを目指します」と述べられており、今後の地域貢献への意欲を語った。