【必見】福井県坂井市が「副業プロ人材活用支援事業」活用事例を公開 市内中小企業にインバウンド誘客のコツなど伝授

副業プロ人材
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福井県坂井市役所は11月28日、同市が実施している「副業プロ人材活用支援事業」を活用した中小企業の事例レポートを発表した。プレスリリース等で閲覧できるため、地域でさまざま取り組みを進めている企業や団体、個人、そして自治体の方まで幅広く目を通してほしい。
プレスリリース(PR TIMES)

目次

課題の洗い出しから求人掲載や採用サポート、プロジェクト進捗管理を担う

坂井市の副業プロ人材活用支援事業とは、中小企業等における人手不足支援策のひとつとして実施されている事業。都市部等に集中する副業解禁企業に所属するプロフェッショナル人材の活用を促し、市内中小企業者の課題解決や活性化を図ることを目的としている。

支援の主な流れは以下の4点だ。

  • ヒアリング
    業務課題や経営課題の洗い出し。「思いつかなくても大丈夫」とのこと。
  • 求人ページの作成
    企業のニーズや魅力を伝えるページを作成。マッチングの確度を上げる。
  • 採用サポート
    書類選考や面接のお手伝い。副業プロ人材のノウハウや技術などを見極め、最適な人材とマッチング。
  • アフターフォロー
    月1回のヒアリングを3ヵ月程度実施することで進捗状況を把握。必要なアドバイスや調整をしつつプロジェクト進行をサポート。

市は本事業を活用してほしい事業者として「漠然とした経営課題は認識しているが、何から取り組めばいいか分からない」「専門人材の確保に苦労している」「『人材不足』『知識不足』『時間不足』が原因で、重要な経営課題の解決に至っていない」といった3点を挙げている。これらに当てはまらない企業のほうが少ないように思えることもあり、市としては幅広くさまざまな事業者に副業人材をマッチング支援し、事業を成長させていってほしいと考えているのだろう。

「浴室付き個室は優先的にインバウンド向けにしたら」

事例を公開したプレスリリースでは、民宿「内湯の宿 おおとく」とパン店「ぴんぽんぱん」のそれぞれでの副業プロ人材との取り組みがまとめられている。

たとえば、おおとくには、副業プロ人材ふたりが訪れた。両氏が目を付けたのは、「単に彼ら(外国人)に知られていないだけ」という課題だ。また、外国人観光客目線で物事を考える副業プロ人材は「海外客はあまり大浴場に慣れていないので、浴室付き個室は優先的にインバウンド向けにしたらどうか」などの提案もしたと明かされている。この副業プロ人材らは、観光コンサルタントとして実績を持っていたり、同じ福井県内のあわら温泉旅館などのインバウンド対策なども手掛けたりした経験がある。

パン店「ぴんぽんぱん」には、ECマーケティングの専門家が副業プロ人材として参画した。同店は「ECサイトを立ち上げたものの、商品をうまくアピールできていないのでは」という課題を抱えていた。そこで、副業プロ人材が商品の写真撮影方法やサイトデザインなどを担った。副業プロ人材を募集した同店では「意中の人材に出会えた」と喜びを伝えている。

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