クラーク記念国際高等学校ではパソナグループ株式会社 パソナ農援隊と連携し、2024年5月から12月にわたって全10回、地方創生をテーマにした産学連携授業を実施している。
授業のテーマは、現代社会の大きな課題である人口減少や農畜水産業を活かした産業活性化、交流人口対策。この産学連携授業は、昨年から2年連続となる取り組み。昨年度の授業を通じて生徒たちが「自分たちも地方創生問題に対し何か行動できる」と実感し、高い満足度と教育効果が得られたことが今年度も実施した最大の理由だという。
本授業は、オンラインと通学を組み合わせて学ぶことができる「スマートスタディコース」を設置する3拠点(CLARK SMART芦屋、京都キャンパス、神戸三宮キャンパス)と、週5日通学して学ぶ「全日型コース」を設置する横浜キャンパスの4拠点で実施。淡路島を舞台に地元の産業施設をフィールドワークし、Z世代の高校生ならではの発想力で、地域の課題解決に向けたアイデアを提案し、地域の活性化を目指した。探究活動を通じて物事の本質を見極め、実社会での課題発見力や問題解決能力を身につけ、21世紀の社会で生きる力を身につける探究学習だという。
プログラムに参加した生徒からは「授業を通じて、物事を自分で深く調べる習慣が身についてきたと感じています」「地域との関わり方にはさまざまな形があると考え、それについて学べる貴重な機会だと思い受講しました」「昨年も同様の授業を受けましたが、再チャレンジの気持ちで臨みました。授業を通じて、インターネットで必要な情報を素早く見つけるスキルが向上したと感じており、最終プレゼンでは苦手意識がある中でも満足のいく発表を目指して頑張りたいと思います」などと非常に前向きなコメントが寄せられている。