徳島県鳴門市、移住交流の促進・関係人口の創出等を目的に株式会社おてつたびと連携協定を締結

鳴門市
写真はプレスリリースより
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徳島県鳴門市役所は7月26日、株式会社おてつたびと連携協定を締結したことを明かした。この協定の目的は、移住交流の促進、関係人口の創出・拡大、人手不足の解消など、持続可能な地域づくりに資する取り組みをさらに推進するためだ。

連携するおてつたびは、地方で働きながら旅する若者と農業・観光業など人手不足に困っている事業者のマッチングサービスを提供する新進のスタートアップ企業。地方創生などへの取り組みによって、大きな注目を集めているそうだ。

目次

昨年度はおてつだびをきっかけに1名が移住した

プレスリリースでは、泉 理彦 鳴門市市長と、株式会社おてつたび 代表取締役 永岡 里菜氏それぞれからのコメントが記載されている。それぞれ引用して転記する。

泉 理彦 鳴門市長 のコメント
鳴門市では、コロナ禍等による地方移住への関心の高まりを背景に、「半農半X」を新たなコンセプトに移住交流を促進してまいりました。その取り組みを進める中で「おてつたび」と出会い、昨年度からおてつたびのプラットフォームを通じて、市内農家で約2週間の農業アルバイトを体験してもらう「半農半X」推進シェアハウス事業を実施しております。
この事業では、本市への移住交流はもちろん、鳴門のファンづくり・関係人口の創出、さらには農業の繁忙期における人手不足解消につながるなど、受け入れ農家やおてつびと(おてつたびを利用して鳴門市へ訪れた方)双方にとって非常に満足度の高い事業となっており、実際に移住に繋がった事例もありました。
今回の連携協定締結を契機に、株式会社おてつたびの皆様と協力し、これまでにない新たなチャレンジにも積極的に取り組んでまいりたいと思います。

株式会社おてつたび 代表取締役 永岡 里菜氏 のコメント
おてつたびは「日本各地にある本当にいい人、いいもの、いい地域がしっかり評価される世界を創る」というビジョンを掲げ、お手伝いという新しい目的を作ることによって、著名な観光名所がない地域にも人が訪れ、お手伝いを通して地域と人を繋ぎ、地域の農家や施設の人手不足の解消と地域のファン(関係人口)創出を目指しています。
今回の鳴門市との連携協定の締結により、繁農期の農家や宿泊施設をはじめとする人手不足の解消に向けた仕組み作りを強化してまいります。また連携を通して、人手不足の解消に止まらず、鳴門市の魅力あふれる人々や特産品等の地域の魅力を、広く世の中に伝える取り組みにも踏み込んでいきたいと考えております。昨年度、鳴門市ではおてつたびをきっかけに移住された方が1名いらっしゃいました。今後も鳴門市における地域外からの関係人口の拡大や地域経済の活性化に貢献するために、両者の強みを生かして一段と協力して取り組んでまいります。

鳴門へ新たな風を吹き込めるか

これまで「おてつたび」のプラットフォームを通じて、全国各地から総勢39名の方が鳴門市に来ているそうだ。また、おてつたび 代表取締役 永岡氏のコメントにもあったように、1名が移住・起業するなどの実績も作れつつあるという。

今回の両者の連携協定の内容は以下のとおりだ。

  1. 移住交流の促進及び関係人口の創出・拡大に向けた情報発信・機運醸成に関すること
  2. 移住交流の促進及び関係人口の創出・拡大に向けた体験事業の実施に関すること
  3. 地域外人材を活用した市内事業所の人手不足解消に関すること
鳴門市

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