AI防災テック企業・株式会社Specteeが提供するリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』が、成田国際空港株式会社に導入された。多様化・広域化するリスクに対して、情報収集の即時性・正確性を高めることで、空港運営の安全性と迅速な対応力を飛躍的に向上させている。
従来、成田空港オペレーションセンターでは、空港内のカメラや人的ネットワークを通じてリスクを監視してきた。しかし近年では、空港周辺や遠方からのアクセス情報の重要性が増し、手作業でのSNS情報収集では限界があったという。導入後は、SNSやカメラ映像をAIが解析し、事故や災害、交通影響などを即時に可視化。プロアクティブ（先回り型）のリスク対応が可能となった。
特に、遠方の鉄道トラブルが空港アクセスに及ぼす影響の把握や、交通事故の現場映像の即時確認など、実用的な成果がすでに現れている。関係各所との情報共有も迅速化し、空港の運用リスクを最小限に抑える環境が整った。
また、リスク対応力の向上は人材育成にもつながっており、「情報をもとに現場で判断する力が磨かれる」と担当者は語る。
Spectee Proは現在、全国の自治体で導入が進んでおり、都道府県庁レベルでは約7割が採用済み。今回の成田空港での導入は、交通インフラや大規模施設への展開における好例といえそうだ。
▶ 導入事例全文はこちら：https://spectee.co.jp/case/narita-airport/
