廃車する車で社会貢献をする取り組み カーシェア協会が発表 、能登半島地震の際には1,000万円程度の寄付金が集まる

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一般社団法人日本カーシェアリング協会は8月14日、廃車となる車を被災地のために活用する取り組みにおいて、廃車車両の寄付を受け付けていることを発表した。

同協会は東日本大震災で被害を受けた宮城県石巻市で2011年に設立された非営利団体。寄付で集めた車を使って新しい支え合いの仕組みを作る組織だという。

協会では廃車予定だったり、動かなかったりする車、さらには車検切れの車を全国から寄付として募集している。寄付された車は、協会が提携する自動車リサイクル会社で廃車およびリサイクル処理をする。その過程で算出されるパーツや資源の金額が協会への寄付金となる。

寄付金は、秋田・山形の災害支援や生活に困っている人への貸出、移動を支えあう地域づくり等の活動に使う。

車の寄付および寄付金に関する一連の取り組みは2021年から取り組みを開始。2024年7月30日時点で、410台の寄付受け取り実績がある。ことし1月には、能登半島地震の活動財源を集めるために「廃車で被災地支援プロジェクト」を実施した。すると、275台の車の寄付が集まり1,000万円程度の寄付金になったという。集まった寄付金のおかげで、能登半島地震の支援では407台の支援車両を使い、延べ3,397件の無償貸出に至った。

協会に車を寄付したい方は、同協会の受け付けフォームまたは電話にて問い合わせをし、所定の手続きを済ます。各種処理が進められ募金額が確定すると、感謝状にて協会から報告があるとのこと。

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