横須賀市は8月16日、救急要請された現場で傷病者のマイナンバーカードを活用して、救急搬送に必要な情報(かかりつけ病院や処方薬等)を入手して救急業務の迅速化・円滑化を図るシステムの構築に向けた実証事業を、横須賀市消防局が実施すると発表した。
この実証が進めば、救急隊が傷病者の所持しているマイナンバーカードを活用して、医療機関選定に必要な情報を迅速に把握することで、適切な医療機関への早期搬送が可能になる。さらに、傷病者の精神的・肉体的な負担軽減を図る効果も期待されている。
対象となる事案は、救急隊が出動する全事案。また、対象となる傷病者は、マイナンバーカードを所持していて、かつ、健康保険証に利用登録がされている方々。
本実証は令和6年8月23日から令和6年10月22日までを期間として設定している。この実証事業は、総務省消防庁が全国の67消防本部と連携して実施するものだという。