令和2年7月に発生した豪雨、そして令和4年9月の再崩落によって長らく通行不能だった「乗鞍(のりくら)スカイライン」が8月20日に開通した。乗鞍スカイラインは岐阜と長野の両県にまたがる乗鞍岳に、岐阜県側からバスやタクシーなどでアクセスできる人気のルートだった。
このたびの開通にあたって、地元の小学生による盛大な太鼓演奏の中で第一便となる観光バスが出発。残念ながら開通当日は霧がかかってしまい、乗鞍スカイライン名物の景色を見ることは叶わなかったものの、2年ぶりの通行は楽しめたという。
なお、現段階は仮復旧工事が完了した状態のため、新しい迂回道路工事が完成する令和9年までは仮説橋による片側交互通行になる。プレスリリースでは「乗鞍スカイラインを通って岐阜県側からも乗鞍岳へ行けるようになったということは、高山市民にとって大変喜ばしいこと」と喜びのコメントが記載されている。