江ノ電、日差しの眩しさを抑えつつ景色を色鮮やかに見せるフィルムを車窓に導入

江ノ電
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株式会社丹青社、江ノ島電鉄株式会社、三井化学株式会社の3社は8月29日、日差しの眩しさを抑えながら、景色をより色鮮やかに見せる「ポジカくっきりフィルム」を一部車両の窓に導入することを発表した。試験運行は8月31日から約1年間を予定。

ポジカくっきりフィルムは、日差しの眩しさを抑えながら海や青空などの景色がより色鮮やかに感じられる効果があるというウインドウフィルム。景観のいいホテルや飲食店の窓で好評だったこともあり、今回初めて車両での試験を実施するに至った。

江ノ電での試験では、通常の窓と比べて車窓から見る景色の鮮やかさや眩しさがどう変わるかを体験できるという。また、窓越しに見える景色の見え方や感じ方の違いに関するアンケート調査を期間限定で実施するそうだ。試験車両は500形。500形以外での車両では実施せず、車両の検査等によって運行しない日もある。また、試験車両ではすべての窓に同社のフィルムを付けるのではなく、一部の窓にのみ採用。そのため、車両内で景色の見え方を比較できるようにした。

ポジカくっきりフィルムは、三井化学が開発した「くっきり色素」技術を用いることで、イエローライトを選択的にカットし、フィルム越しに見える景色を自然な見え方ながら色鮮やかに見せる。そのため、青空や海、緑の木々や赤い花などの色が濃く、鮮やかに感じられたり、青空に浮かぶ雲がより白く感じられたりするそうだ。
ポジカくっきりフィルム 紹介ページ

江ノ電から見える景色といえば、街中を走行しつつ海が一気に広がる瞬間が最も有名だと思われる。映画や漫画、ドラマなどの作品の舞台にもなっている「鎌倉高校前駅」はとくに有名だろう。観光に行った際など、もし当該の車両に乗車できたら景色の比較を楽しんでみたい。

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