株式会社GAHOJINは8月26日、長野県小諸市およびJRバス関東 小諸支店の協力を得て、スクールバスにおける児童の乗車/降車を保護者にLINEのメッセージでお知らせするバス乗降通知サービス「のりおり便り」の実証実験を開始したことを発表した。
小諸市では、市立千曲小学校の遠距離通学支援として市内巡回路線バスを運行しており、約30人の児童がスクールバスとして利用している。
今回の実証実験では希望者を募り、希望する児童ひとり一人にICカードを配布、保護者のスマートフォンでLINE公式アカウント「のりおり便り」を友だち追加およびICカードを登録してもらった。児童がスクールバス乗車/降車時にICカードを読取機にかざすと、保護者は乗車/降車した時刻や停留所などの情報をPush通知で受け取れる。
また、スクールバス車内に設置されたICカード読取機では、読み取り時に乗車/降車を乗務員に音声で知らせ、乗車人数を表示して知らせることで降ろし忘れ防止効果を期待できる。なお、今回の実証実験では、ハンディタイプのICカード読取機を新たに開発し、多様な車両形態にも対応しているという。
実証実験に協力したJRバス関東 小諸支店からは「都会では同様のサービスが提供されていますが、地方ではまだ一般的ではないため、児童・生徒様の安全、安心な登下校のサポートに、安価に提供できるシステムの実現に期待しています」とコメントが寄せられている。