戸塚区では、地域の洪水リスクをより身近に感じてもらうため、「まるごとまちごとハザードマップ」の設置を開始しました。これは、国土交通省が推奨する取り組みで、街中の電柱などに、河川が氾濫した場合の想定される浸水深を表示することで、住民の防災意識を高めることを目的としています。
目次
なぜ「まるごとまちごとハザードマップ」が必要なの?
従来のハザードマップは、地図上で浸水範囲を確認するものでしたが、「まるごとまちごとハザードマップ」は、実際に私たちが生活している空間で、水害のリスクを直接的に視覚化します。これにより、
- 自分の住んでいる場所がどれほどの浸水リスクがあるのかを具体的に把握
- 災害発生時の避難行動を事前にイメージ
- 地域全体で水害に対する意識を高める
といった効果を期待できます。
戸塚区内の設置場所
戸塚区内では、柏尾川、平戸永谷川、阿久和川などの流域を中心に、浸水深が高い場所や人通りの多い場所など、約100箇所に設置されています。自宅の近くや普段利用する道で見かける機会があるかもしれません。青いテープと標識が目印です。
ハザードマップを活用して、自分だけの避難計画を
「まるごとまちごとハザードマップ」の情報をもとに、「マイ・タイムライン」を作成することをおすすめします。「マイ・タイムライン」とは、災害発生時に、いつ、どこへ、どのように避難するかを事前に決めておくものです。家族構成や住んでいる場所によって、避難計画は異なります。ハザードマップを参考に、自分にとって最適な避難計画を立てておきましょう。
戸塚区のハザードマップについてもっと知りたい方へ
戸塚区のハザードマップは、区のホームページで公開されているほか、区役所9階で配布しています。より詳細な情報を知りたい方は、そちらをご確認ください。
まとめ
「まるごとまちごとハザードマップ」は、決して他人事ではありません。自分の住んでいる場所が、どのようなリスクにさらされているのかを理解し、日頃から防災意識を高めることが大切です。