神奈川県は9月12日、県が選定した介護事業所の課題を解決する介護ロボット等の開発企業を募集開始した。同県では、「さがみロボット産業特区」の取り組みなどを通じて、生活支援ロボットの実用化や普及・活用を推進していた。
募集対象となるのは、各介護事業所の課題に対応する介護ロボット・ICT機器等を改良する企業。開発企業の選定は10月17日（木）を予定しており、外部有識者で構成する審査会でのプレゼンテーション審査を経て選定する。募集期間は10月11日（金）まで。募集要項はこちら。
開発企業に選定されると、神奈川県は1プロジェクトあたり最大750万円まで支援するという。
課題の概要と想定する機器は以下だ。
| 課題 | 想定機器 |
| 夜勤職員の業務負担軽減 | 見守り機器（ベッドセンサー等） |
| 利用者の転倒・転落防止 | 見守り機器（カメラセンサー等） |
| 記録業務などの効率化 | 介護業務システム等 |
| 被介護者と介護職員（及び家族）との意思疎通 | コミュニケーションロボット等 |
| 移乗支援時の介護職員の身体的負担の軽減 | 移乗支援機器（非装着） |
そのほかの詳細は募集要項に記載されている。
