一般社団法人国際ドローン協会は9月20日、ゴルフ場や農業施設を対象とした新サービス「ドローンによる夜間の薬剤散布サービス」を発表した。本サービスは、夜間にドローンが薬剤を散布することで、施設の稼働時間を確保しながら、作業効率を大幅に向上させられる。
ゴルフ場や公園、農地、果樹園、松林など、昼間の作業が難しい施設に最適であり、日中の散布に伴う植物への日焼けリスクを低減し、猛暑の影響を最小限に抑えられる。また、超精密散布技術を用いることで、薬剤の飛散(ドリフト)を最小限に抑えながら確実な効果を実現し、コストダウンも見込めるという。
また、これまで人力で薬剤を散布していた従業員の被曝を最小限に抑え、健康リスクの軽減にも寄与する点も特徴のひとつ。この夜間散布サービスは、安全性と効率性を両立し、施設運営者や農業従事者の負担を大きく軽減できそうだ。
価格は契約面積や使用薬剤によって変動するとはしつつも、10アールあたり1,500円から提供される。