豊岡市が婚活事業プロデューサーを初採用 未婚率の上昇は「シンプルに出会いの機会が減っているから」と市が仮定

市長から辞令を受け取った地域プロジェクトマネージャーの髙﨑さん(写真左から2番目)
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兵庫県豊岡市は10月8日、地域プロジェクトマネージャーとして婚活事業のブラッシュアップを担う婚活事業プロデューサーを採用したと発表した。

豊岡市では若い女性の人口減少にくわえ、未婚率が近年急激に上昇している。原因はさまざま考えられるが、市では「シンプルに出会いの機会が減っているからである」と仮定し、これまでさまざまな出会いの機会を提供してきた。その結果、現在、市の婚活事業に参加して結婚した方は市内の婚姻数の約1割を占めており、一定の成果が出てきたと言えるが大きな成果は生み出せていない。

そこで、この婚活事業をブラッシュアップし、さらに結婚希望者の思いを叶えるために、今回新たに地域プロジェクトマネージャーとして「婚活事業プロデューサー」を起用した。

地域プロジェクトマネージャーは、総務省が令和3年度に創設した制度で、行政が実施する地域の重要プロジェクトのマネジメントを主に担当するブリッジ人材として、行政と地域、民間の間の関係を構築するもの。兵庫県では2例目、豊岡市では初の起用だ。

今回のプロジェクトは前述のとおり「豊岡市の婚活事業のブラッシュアップ」です。3年間の任期期間中に下記の事業を実施する予定だ。

  • 紹介マッチング事業のデジタル化
  • 受入体制の拡充と相談体制の強化
  • 市内だけでなく近隣市町と一緒に取り組む、広域化や民営化を実現

今回就任された髙﨑さんは「私自身のこれまでの人生経験や携わってきた事業経験を最大限に活かし、与えられた使命をしっかりと果たしていけるよう全力で邁進させていただく所存です」と意気込みを述べている。

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