奈良市役所は10月25日、株式会社ソルトコおよびボープランJapan株式会社の2企業を助成対象企業として決定したと発表した。
同市では、企業の集積および雇用機会の増大を図ることによる本市産業の活性化を目的に企業誘致に取り組んでいた。ソルトコ社は本社移転、ボープランJapan社は外国企業の日本法人本社となり、補助金を活用した本社移転企業、外国企業の日本法人との立地協定の締結は初めてだという。
目次
株式会社ソルトコ/兵庫県宝塚市からの本社移転
本社移転した理由
奈良市は、大阪や京都へ40分ほどでアクセスでき、関東圏への出張もしやすい。また、利便性が高い都市に近接しながら、1,300年以上にわたって受け継がれてきた豊かな歴史・文化・自然が息づいており、こうした環境はクリエイティブな仕事にインスピレーションを与え、弊社の事業内容とも親和性が高いと考えているため。
今後の展望
奈良の工芸、食文化、ものづくり企業の魅力を、デザインを通じて広く伝え、使い手に届けるだけでなく、世界に向けてその価値を発信し、活気をもたらしていきたいと考えている。
ボープランJapan株式会社/ベルギー法人Boplan社の日本法人本社設置
本社設置した理由
奈良市は、充実した教育環境の中で多くの優秀な人材を輩出しており、本社機能を担う人材の確保が期待できるほか、地理的にも日本の中心地に位置しており、国内初進出の外資系企業が事業拡大を図っていく拠点として適しているため。
今後の展望
奈良市の本社事務所を拠点とし、全国数か所で営業人員を採用、展示会への出展等も進めながら、企業の工場・倉庫向けに車両事故の防止に寄与する安全製品の提案を行い、日本初進出の外資系企業としてブランド認知を図っていく。事業拡大とともに奈良市の本社機能も拡大し、地域からの積極的な雇用を進めていく。