株式会社ファミリーマートと島根県農業協同組合、農林中央金庫の3者は11月11日、JAしまねの支店5ヵ所にファミマフードドライブの回収ボックスを設置し、より多くの方に寄贈の機会を提供するために連携することになったと発表した。この取り組みの目的は、地域における食支援と食品ロスの削減だ。
フードドライブとは、家庭等で余っている食材を集め、フードバンクや福祉団体などを通じて必要とする人々に届ける活動のこと。今回の取り組みでは、集まった食品をJAしまねで取りまとめ、近隣のファミマフードドライブを実施するファミリーマート店舗に持ち込み、協力パートナーである島根県社会福祉協議会を通じて、食支援が必要な方々に届けるという。
ファミリーマートの担当者は「普段ファミリーマートに来店される機会の少ない方に向けても活動の認知拡大に繋げることができれば」と述べている。
またJAしまねの担当者は「地域一体となった食支援の取り組みを更に広げられると考えたため、ファミマフードドライブを開始することとした」とコメントを残した。
農林中金の担当者は「JAグループとファミリーマートは、活躍領域は異なるものの、いずれも地域を支える組織であり、両者が連携をすることで相乗効果を生み、より一層地域の活性化やサステナブルな取り組みが進展する」とし、企業の枠を超えた地域貢献に期待を寄せている。
寄贈される島根県社会福祉協議会の担当者は「今回の取り組みにより、支援の輪が拡がっていくことを大変嬉しく思います」と言った。