津波の注意報が発令されたら自動でドローンがサーファーに避難指示 千葉県一宮町に導入、東京オリンピックサーフィン会場

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ブルーイノベーション株式会社は11月15日、千葉県一宮町に同社の津波避難広報ドローンシステムが導入されることを発表した。

本システムはJアラート(全国瞬時警報システム)と連動しており、津波注意報以上が発令された際に、一宮町役場および東浪見小学校の屋上に設置されたドローンポートからスピーカーやカメラを搭載したドローンが自動的に発進。指定された海岸エリア(海岸線延長約7.5km)を飛行し、上空から自動音声でサーファーや海水浴客、周辺住民に対して避難指示を伝達する。

これによって、迅速かつ効果的な避難指示・誘導対応が可能となり、地域の安全を強化する。

一宮町では、大規模地震に備え、津波災害への防災対策を整備しているが、現状の防災無線だけでは、海岸線延長約7.5kmの沿岸地域に対して充分な避難指示・誘導をすることが難しい状況だった。また、一宮町は全国有数のサーフィンスポットであり、東京2020オリンピックの正式競技会場にも選ばれており、海上にいるサーファーへの迅速な情報伝達が求められていた。

このような課題を解決すべく、一宮町は、ブルーイノベーションが開発サポートした宮城県仙台市の津波避難広報ドローン事業の事例に着目し、本システムの導入を決定したそうだ。この取り組みにより、一宮町はサーファーや海水浴客、周辺住民の安全をより一層強化する体制を整えていく。

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