データコム株式会社は11月19日、同社と株式会社タイハク、ユースタイルラボラトリー株式会社、株式会社チームスピリットの4社が合同で、「フードドライブプロジェクト」実施したことを発表した。期間は10月21日から11月8日の間で実施され、各社から126点、合計でおよそ60kgの食品が集まった。集められた食品は、仙台市社会福祉協議会へ寄贈された。
仙台市内の食品を必要としている方々へ
本プロジェクトは、4月に実施したマイナビ仙台レディース、ウジエスーパーとのフードドライブに引き続き、10月30日の「食品ロス削減の日」に合わせて、企業と地域社会が連携し、食品ロスの削減と支援が必要な方々への食料提供を目的としたものだ。
仙台、東京の4社が参加し、従業員やその家族、関係者から食べきることができない食品を回収した。期間内に集まった食品はデータコム株式会社が集約し、仙台社会福祉協議会を通じて、仙台市内の食品を必要としている方々へ届けられる。
回収した主な品目は、乾麺(そば、うどんなど)、カップ麺、スナック菓子、チョコレート、グミ、飲料(コーヒー、スポーツドリンク、清涼飲料、水など)、レトルト食品(カレー、おかゆなど)、缶詰、調味料(味噌、油など)。
「おかげで多くの食品が集まりました」と感謝の声
本プロジェクトに関するプレスリリースでは、仙台市社会福祉協議会と、プロジェクトに参加した4社それぞれからのコメントが掲載されていたので、紹介する。
仙台市社会福祉協議会 事務局長 佐藤俊宏氏
データコム様からお声掛けをいただき、4社が協力して食品を集めていただいたことに心から感謝申し上げます。1社単独やグループ内での取り組みではなく、つながりを持った企業間でこのようなプロジェクトを実施いただくのは非常に貴重な機会であり、そのおかげで多くの食品が集まりました。短期間にもかかわらずこれほどのご支援をいただきましたこと、厚くお礼申し上げます。この食品は、子ども食堂や経済的に困窮されている方々にお届けし、皆様のご厚意を大切に活用させていただきたいと思います。本当にありがとうございます。
データコム株式会社 マーケティングチーム 小林祐太氏
フードバンク仙台が公開していた「食品の寄付の量が減少している」という旨の調査を拝見し、仙台に根差す企業として何かできないかと思っておりました。そこで、できるだけ多くの食品を集めることと地域社会への支援の輪の広がりを期待して、今回のプロジェクトを立ち上げました。結果として、仙台、東京の企業に参加いただいたことで、前回を上回る量の食品が集まり食品ロスの削減と支援の両面でわずかながらも貢献できたように感じます。また、地域企業を巻き込むことによって、なかなか知られていないフードドライブの取り組みを広く知っていただくきっかけになったのではないかと思います。今後も、フードドライブという活動を一端として地域社会の発展、市民生活の向上に寄与する取り組みを継続的に行っていきます。
株式会社タイハク 管理部総務課長 南條世紀氏
このたび、フードドライブプロジェクトに参加できたことを大変光栄に思います。当社として以前からフードドライブの取り組みを実施したいと考えておりましたが、企業単独での実施には多くの課題がありました。今回、データコム様の旗揚げがなければ、このような素晴らしい活動を形にすることは難しかったと感じています。
本プロジェクトを通じて、社員一人ひとりが同じ目標に向かい一丸となり取り組むことができ、社内の一体感がさらに高まりました。このような貴重な機会をいただいたデータコム様、そしてプロジェクトを支えてくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。今後も地域社会に貢献する活動に積極的に取り組んでまいります。
ユースタイルラボラトリー株式会社 ユースタイルケア宮城 重度訪問介護 エリアマネージャー 松野聡志氏
当社は、障害者向け重度訪問介護サービスを中心に多様な介護サービスを提供する「ユースタイルケア」をサービスブランドとして、全国約160の介護関連サービス事業所を運営しています。中でも東北エリアは仙台事業所をはじめ11事業所でサービス提供をする地域です。
日頃より、地域の福祉協議会や行政、他事業者との連携があって地域に密着した介護サービスを届けることができています。今回、地域に直接少しでも貢献できる機会をいただけたことをありがたく感じています。東北エリアの福祉サービスの充実のため、今後も尽力してまいります。
株式会社チームスピリット カルチャー＆エンゲージメント担当 遠山美穂氏
このたび、データコム様が主催されたフードドライブプロジェクトに参加する機会をいただき、心より御礼申し上げます。チームスピリットでは、『会社として積極的に社会と関わり、世の中に貢献していきたい』との想いから、社員が参加できる社会貢献活動を企画しています。フードロスへの取り組みは今回が初めての試みでしたが、データコム様の本プロジェクトを通じて貴重な経験を得ることができました。このような素晴らしい機会をいただき、改めて感謝申し上げます。
