「すごすぎて笑う」というのはまさにこのこと。
佐賀県とケルヒャーによる共同プロジェクト「ゴジラin佐賀 ダムアートプロジェクト powered by ケルヒャー」がついに完成した。場所は嬉野市・岩屋川内ダム。今年50周年を迎えた同ダムの壁面に、ケルヒャーが誇る高圧洗浄機の技術力を活かして描かれた迫力満点なゴジラの巨大ダムアート。壁面はサッカーグラウンドに匹敵する大きさという。
佐賀県がケルヒャーに「これまでにない斬新な取り組みをしたい」とオファー
佐賀県の情報発信プロジェクト「サガプライズ!」の一環として展開中の「ゴジラ対(つい)サガ」の始動を機に、佐賀県とケルヒャーが共同で立ち上げたプロジェクト「ゴジラ in 佐賀 ダムアートプロジェクト Powered by ケルヒャー」。
地元住民を水害から守り続けてきた嬉野市・岩屋川内ダムが竣工50周年の節目を迎え、これまでにない斬新な取り組みに挑戦したいという思いのもと、佐賀県がケルヒャーにオファーをすることで、ゴジラのダムアート制作が実現したそうだ。
完成まで通常1年かかるところを精鋭部隊が4ヵ月で完成させてしまう
なんでもこのプロジェクトには、ケルヒャーのドイツ本社から、このプロジェクトのためだけに特別に編成された洗浄チームがダムアートを手掛けたとのことだ。しかも、完成まで通常1年程度かかるところを、およそ4ヵ月で完成させた。これまで実施されてきたダムアートよりもはるかに細かいディティールでゴジラを表現しているという。
そもそも、佐賀県とゴジラは「形が似ている」ことからコラボが決まったそうだ。ちなみにゴジラは「佐賀県かたち観光大使」に任命されている。その公務のうちのひとつとして、このダムアートに取り組んだ。
「ダメ元でケルヒャーに連絡した」
プレスリリースには佐賀県の担当者からコメントが掲載されている。
きっかけはケルヒャーへの連絡から
岩屋川内ダムが完成50周年を迎えることから、これまでにないような斬新なイベントを検討していたところ、ケルヒャー様が実施しているダムアートを知り、ダメ元でケルヒャー様に連絡をしたことが、今回のダムアート制作のきっかけです。ゴジラのダムアートは、佐賀にきてもらい、ダムを知ってもらうまたとない機会だと考えています。ゴジラファン、ダムマニアの方はもちろん、多くの方に岩屋川内ダムに来ていただき、映える写真を撮っていただきたいと思います。
佐賀県 県土整備部 県土企画課 主査 田中俊匡氏
佐賀県にしかない唯一無二のファクト
この大迫力のゴジラダムアートが、佐賀県の新たな観光の魅力となり、たくさんの方が佐賀を訪れるきっかけとなることを願っています。また、ゴジラの聖地と言われている場所は全国に多数ありますが、ゴジラとかたちが似ているというのは、佐賀県にしかない唯一無二のファクトです。このファクトを活かしたプロモーションを展開することで、プロジェクトの終了後もなお、たくさんの方々の記憶の中に「佐賀県はゴジラとほぼ同じ“かたち”である」ことが残り続けることも期待しています。
佐賀県 政策部 広報広聴課 サガプライズ! プロジェクトリーダー 三島智子氏