空き家活用の課題を解決 初期費用ゼロで民泊を始められる「ショキゼロ民泊」登場

ショキゼロ
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株式会社ブロードエンタープライズと空き家活用株式会社が業務提携を11月28日に発表した。両社の強みを相互に生かしたサービスが、国内に数多く存在する「空き家」の新たな活用方法のひとつになりそうだ。

新たに提供されるサービスは「ショキゼロ民泊」。このサービスは、事業化する物件をもつ人を対象に、リノベーションや設備導入にかかる初期相当費用を株式会社ブロードエンタープライズが立て替え、毎月分割で支払っていくというもの。物件をもつ人が初期費用をかけずに空き家を活用した事業に取り組める点が最大の特長だ。

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費用の手配が断念する理由だった

国内に数多く存在する空き家は、自治体などはもちろん、所有者自身にとっても悩みの種だ。ただ、有効活用できると述べる意見も多い。空き家活用株式会社のプレスリリースでは「実は全国的にも空き家の9割以上はボロボロではないというデータがあり、空き家の所有者が売る、貸す、使うという意思決定をしさえすれば、欲しい方の手に渡ったり、使われる可能性も高い」と述べられている。

空き家の活用で最も注目されているのが「民泊事業」だ。とくに最近では、インバウンド観光客が都市部だけでなく地方にも訪れるようになってきている。都市部に比べて地方地域においては宿泊施設の数が足りていない状況もあることも相まって、空き家を民泊にしようと考える人が増えつつある。

しかし、民泊事業を開始する際に断念されてしまう理由のひとつが「費用」だ。こうした費用に関する課題を解決することで、地域経済の活性化ができると考え、株式会社ブロードエンタープライズと空き家活用株式会社の両者が「ショキゼロ民泊」の提供を開始した。

金融機関の審査が不要、与信枠を使わない

ショキゼロ民泊は冒頭記載のとおり、リノベーションや設備導入にかかる初期相当費用を株式会社ブロードエンタープライズが立て替えてくれるサービスだ。利用者(事業者)は毎月分割で支払っていく。同サービスは以下の3点がポイントだという。

  • 金融機関の審査が不要
  • 与信枠を使わない
  • 最大10年間の分割が可能

また、同スキームを使っての賃貸物件化も可能だそうだ。ショキゼロ民泊と同時に「ショキゼロ賃貸」として展開を開始している。

なお、適用物件については、株式会社ブロードエンタープライズの審査がある。そのため、適用にならない物件もあるものの、まずは気軽に問い合わせしてほしいとしている。

全国50以上の自治体と連携する相談窓口で提供

ショキゼロ民泊、ショキゼロ賃貸は、空き家活用株式会社が全国で展開中の空き家の相談窓口「アキカツカウンター」で提供する。「空き家所有者さまへのご相談のなかでのご提示を、所有者ならではの相続や片付け等の問題解決をし、そしていよいよどのように手放すか活用するかの選択肢としてご提供します」とプレスリリースに記載されている。ショキゼロを希望する方には、情報を整理したのち、適用物件かどうかの審査から株式会社ブロードネットエンタープライズで対応する。ちなみに、アキカツカウンターは相談無料だ。

「ショキゼロ」で始める空き家民泊セミナー開催

ショキゼロ民泊・ショキゼロ賃貸のサービス開始にともない、12月13日(金)に、空き家を使った事業の可能性とそのやり方を学べるセミナーを開催する。参加費は無料だ。

空き家をもっているものの活用に迷う方や、空き家で事業を始めたい方が対象。オンラインでの開催にくわえて、人数限定で会場での参加も可能だという。「現地では物件が民泊で収支がたつのか?」などの公開シミュレーションを実施するそうだ。

日時:2024年12月13日 (金)19:00〜20:30
会場:オンライン
参加費:無料
申し込み:https://navi.aki-katsu.co.jp/counter/

ショキゼロ

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