オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社（以下、OSS）は、2025年1月中旬から長野県・駒ヶ根市で、駒ヶ根市地域公共交通協議会、赤穂タクシー有限会社、伊南乗用自動車有限会社と公共ライドシェアサービス導入に向けた共同実証実験することを発表した。
公共ライドシェアとは、バス事業やタクシー事業によって輸送手段を確保することが困難な場合、市町村やNPO法人などが自家用車を活用して提供する有償の旅客運送のこと。長野県・駒ヶ根市では、昨今のタクシーの乗務員不足および高齢化から、通勤時や帰宅時などの移動の需要が高まる時間帯に、市民や旅行者の市内の移動に支障が生じるケースが増えていたという。
本実証実験に携わるOSSは、交通ニーズの調査や事業スキームの設計、同社ライドシェアサービス「meemo」のシステム提供と、その運用管理を担う。ドライバーとユーザーのマッチングから決済、配車、運行管理までをトータルに管理するシステムや、導入検討からコンタクトセンターや運行管理受託などの実運用までを支援するサービスをワンストップで提供し、公共ライドシェアのスムーズな導入および運用管理を支援していく。特筆すべき点は、高齢者や旅行者が使いやすいように、アプリだけでなく電話予約にも対応するなど、ユーザーの利便性向上にも対応することだ。
目次
本実証実験の実施概要
| 実施形態 | 公共ライドシェア（道路運送法第78条第2号） |
| 実施期間 | 2025年1月15日～3月1日 |
| 実施主体 | 駒ヶ根市地域公共交通協議会 |
| 参画企業 | 赤穂タクシー有限会社、伊南乗用自動車有限会社、オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社 |
| 各社参画内容 | 赤穂タクシー有限会社、伊南乗用自動車有限会社 ・ライドシェア運行管理（点呼、乗務記録作成） ・ドライバー審査および安全講習 ・事故発生時の一次対応 オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社（OSS）・コンサルティング（ニーズ調査、スキーム設計、サービス導入検証） ・システム提供（ユーザー・ドライバーアプリ、配車・運行管理システム） ・システム運用（システム保守、コンタクトセンターなど障害対応支援） |
