スマホのカメラで熟度判定+生育・収量予測を実現 「イチゴ収量予測ツール」

イチゴ予測ツール
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株式会社ナイルワークスは12月5日、スマートフォンで撮影した動画をアップロードするだけで、クラウド上でイチゴの熟度を判定し、熟度ごとの果実数をカウント。その後の積算温度をもとにした生育予測情報を手軽に得られる「イチゴ収量予測ツール」の販売を、12月10日から開始する。月額1万円から使用できる。

イチゴ栽培は収穫時期や量を正確に予測することが求められる一方で、従来は経験や勘に頼ることが多く、時間と労力がかかるという課題があった。同社のツールを使うことで、より効率的かつ科学的な栽培管理が可能になるという。

特徴は、スマートフォンで撮影し、動画をアップロードするだけで使える点。ナイルワークスのフェノタイピング(作物の外観や形状、成長パターン等を観察・測定)技術を活用し、イチゴの熟度を瞬時に分析。緑熟期、白熟期、赤熟期などの熟度ごとに果実数がカウントされるそうだ。

ツールの開発には、静岡県御殿場市にある観光農園・アグリモンスタースペシャルが携わった。また、高度な農業経営・栽培ノウハウをもつ農業総合商社・株式会社山正の栽培エキスパートの方々の知見も盛り込まれ、現場での実用性や使いやすさにもこだわったという。

このツールを使えば、最適な収穫タイミングや収穫量を把握、コントロールはもちろん、観光農園における予約管理等にも活用できそうだ。

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