岐阜県高山市、移動診療車による「医療MaaS」を導入 看護師が乗車、車内で問診や診察可能 へき地住民の受診機会の創出

高山市
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岐阜県高山市は、2025年1月から移動診療車を使った医療サービス「医療MaaS」の実証運行を開始する。医療MaaSとは、移動診療車を使って、医師が遠隔地から患者を診療するサービスを指す。地域によっては自宅の周りに診療所や病院がなく、医療機関までの移動が難しい市民に対して、医療サービスの提供機会の創出につながる取り組みだ。

具体的には、遠隔地にいる医師によるオンライン診療を車両内で受けられる環境を整備することで、居住地域によって受けられる医療サービスの格差の縮小や、特に医療資源の乏しいへき地において、患者の早期治療や重篤化予防を目指している。また、医師がオンラインで診療することで、移動時間削減による業務効率化も実現する。

移動診療車には、医療機器や通信機器、オンライン診療システムなどを搭載し、看護師が乗車する。診療所(遠隔地)にいる医師がオンラインで患者を問診したり、看護師に指示して診察できたりする。もちろん、患者の容態等によっては、医師が同乗して直接診察を行う場合も想定しており、状況に応じた最適な医療を提供するそうだ。

医療MaaSは各地で実証実験などが進んでいるが、岐阜県内においては高山市が県内初の事例だ。

高山市

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