農林水産省12月13日、フィリピン検疫当局との間で、日本産いちご生果実の輸出に係る検疫条件について合意に達したことを発表した。同時に、2024年12月15日付で、フィリピンへのいちご生果実の輸出が解禁されることを明かした。
フィリピンは、日本産いちご生果実について、オウトウショウジョウバエ等の病害虫が我が国で発生していることを理由に、これまで輸入を禁止していた。農林水産省は、産地からの要望を踏まえ、いちご生果実の輸出が可能となるように、フィリピン検疫当局と技術的協議を積み重ね、今般、日本産いちご生果実の輸出に係る検疫条件に合意した。今後、以下の検疫条件を満たす日本産いちご生果実の輸出が可能になる。
- 生産施設及び選果こん包施設の登録
- 生産施設でのオウトウショウジョウバエ等の病害虫の発生調査
- 輸出前の残留農薬検査及び微生物検査
- フィリピン側検査官による査察