ひろゆき氏が株式会社made in Japanを設立 日本の職人たちによる製品の認知拡大が目的、第1段は「燃えにくい、切れにくい衣類」

株式会社made in Japan
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丸井織物株式会社は12月17日、新会社設立と新ブランド立ち上げ、第1弾の事業としてアラミド繊維含有率100%の圧倒的強度を持つ衣服を販売することを発表した。新会社は株式会社made in Japan。同社の代表取締役社長は、2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)創始者のひとりで、2015年にフランスに移住した西村博之(ひろゆき)氏。

事業第1弾では、新ブランド「Mo,de in Japan(モードインジャパン)」を立ち上げ、繊維メーカー・丸井織物株式会社と共同で「燃えにくい、切れにくい」衣服を開発した。

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「すべて日本でやってますってのがわかりやすいかなと」

ひろゆき氏が同社を設立した目的は、日本の職人たちによる製品の認知拡大だ。今回作られた衣服は、防弾・防刃チョッキに使用されるアラミド繊維100%で作られており「消防庁・消防隊員用個人防火装備に係るガイドライン」で要求されるISO11999-3と同等の耐火性能を有しているという。

この衣類の開発に取り組んだ理由は、ひろゆき氏が愛用する“黄色いパーカー”の生産中止がきっかけだったそうだ。同氏が配信活動をする際に着用しているパーカーは、今回開発時にも使ったアラミド繊維が使われている。

社名の由来については「海外では日本製はそれなりに評価されているんですけど、日本人ってあまりわかってないんです。日本製のものというのをわかりやすくするために。すべて日本でやってますってのがわかりやすいかなと思って」と説明した。

「100%アラミドは世界でほぼないと思います」

商品発表会では、丸井織物株式会社 代表取締役専務で、株式会社made in Japan 取締役の宮本智行、繊維の専門家である金山拓夫氏、大井拓郎氏も参加。金山氏は、今回は2種類あるアラミド繊維のうち、高強度で燃えにくい「メタ系」を使用したと口にし、加工方法については宮本が「強いハサミ、針を使って強制的に切っていきます。1着作るごとに針が削れていくので、量産はしづらいです。アラミド繊維の服は量産するものでもないんですけど……。100%アラミドは世界でほぼないと思います」と話した。

製品の強度を確かめるべく、ガスバーナーとろうそくによる燃焼、ナイフによる切創実験を実演した。ひろゆき氏がガスバーナーで製品を燃やそうとするも、塗料が落ちるだけで燃えることはなく、発表会開始から終了までろうそくで製品を燃やし続けるも、同様の結果となった。なお、ひろゆき氏は「アラミド繊維の場合は赤くなるんですけど、燃え広がったりしないんです」と難燃効果を示すも、「着ている人はめちゃくちゃ熱くなると思います」と注意喚起した。

日本の技術を海外に広める活動は「誰かやるべき」という想いをもつひろゆき氏。自身が活動することによって「僕らのところが『ちゃんと売れました!』ってなると、真似する人が出てくると思う。メイドインジャパンにこだわればちゃんと海外で売れることがわかって、真似する人が出たらいいなと思います」と願った。

販売ラインナップと価格は以下のとおり。

  • 【Mo,de in Japan】アラミド繊維半袖Tシャツ|31,900円(税込)
  • 【Mo,de in Japan】アラミド繊維長袖Tシャツ|37,400円(税込)
  • 【Mo,de in Japan】アラミド繊維パーカー|59,400円(税込)
  • 【Mo,de in Japan】アラミド繊維ジップアップパーカー|70,400円(税込)
株式会社made in Japan

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