島根県海士町デジタル通貨「ハーンPay」が2025年1月開始、決済手数料・換金手数料0円を実現 フィノバレー社のシステム活用

海士町
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島根県海士町で2025年1月14日からデジタル地域通貨「ハーンPay」が利用開始となる。すでにスマートフォン向けアプリの事前ダウンロードがスタートした。

「ハーンPay」は、海士町に暮らす住民や訪れる観光客が、簡単かつ便利に地域内での決済手段として利用できるサービスだ。地域経済の循環を促進するとともに、島内での「つながり」を育む新しい仕組みだ。

町民などの利用者がスマートフォンを使った専用アプリで円を地域通貨「ハーンPay」に換え、町内加盟店での買い物などの支払いに使える。また、利用実績等に応じてポイントが付与される。付与されたポイントは、1ポイントを1円として支払いに使える。

このシステムは、株式会社フィノバレーのMoneyEasy(マネーイージー)を採用している。フィノバレーのマネーイージーを使ったデジタル通貨は、岐阜県飛騨高山地域や千葉県木更津市、長崎県南島原市、福島県磐梯町、東京都板橋区などさまざまな地域で活用されている実績をもつ。

ハーンPayの最大の特徴は、決済手数料0円、換金手数料0円(条件あり)を実現していることだ。キャッシュレス決済は多くの人に利用される一方で、事業者側にとっては決済手数料が痛手となるケースも増えていた。そのため、利用者によるキャッシュレス決済を使いたいニーズとの間でミスマッチが起きていた。そこでハーンPayは決済手数料がゼロ円にしたことで、事業者と利用者それぞれが「気持ちよく利用できる」ようにしたとプレスリリースでは述べられている。

ハーンPayの開始にあわせ、入金額の20%のポイント付与や決済額の2%のポイントをユーザーに付与するなどのキャンペーンを実施。さらに事業者側には、ハーンPayでの売上の0.5%を現金バックするなども発表されている。

海士町

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