フォースタートアップス株式会社は7月17日、山梨県の「アクセラレーションプログラム事業」に採択されたことを発表した。
フォースタートアップスは、国内有力VCとの連携による起業支援やスタートアップ企業の組織構築を含めた人材支援を中核に、戦略的資金の支援をするハイブリッドキャピタルとして成長産業支援事業を展開。数多くの県や市と連携し、当該地域における企業支援なども進めている。
スタートアップ支援拠点の整備を進める山梨県
山梨県ではこれまでもスタートアップ企業をサポートしてきた。
たとえば、スタートアップ支援拠点の整備を進めるとともに、実証実験サポート、成長促進のためのアクセラレーション、県内企業とのマッチング支援、またVCとの協調により県が直接出資する資金調達サポート事業など。これらをはじめとする起業・創業に向けた機運醸成から、成長ステージにあわせた切れ目のない支援をするための施策を実施していた。
山梨県がスタートアップ企業に注力する理由は、成長性の高いスタートアップの集積と、スタートアップと県内企業とのイノベーションによる新規事業の創出を図るためだ。
そして今回、フォースタートアップスが山梨県の「アクセラレーションプログラム事業」に採択された。
この事業の目的は、スタートアップ企業の県内での事業定着・事業拡大の促進を図るとともに、革新的なスタートアップ企業の創出により県全体のイノベーションの促進につなげることだ。
フォースタートアップス側では、県内で事業を実施、もしくは予定しているスタートアップ企業などを対象に、専門家による助言や指導、企業とのマッチング支援等を通じて、成長を加速化するプログラムを実施する。
県や市との豊富な連携の経験 国内スタートアップを支える役割
フォースタートアップスはさまざまな県や市とタッグを組み、その地域のスタートアップ企業らを支える役割を担っている。
直近では、7月12日に福岡県北九州市の「企業変革・スタートアップ・グロースサポート事業」に採択された。北九州市での事業では、スタートアップ企業に対して事業展開や人材採用などの分野において資金支援や伴走支援をする。
そのほかでも岐阜県や浜松市などとも連携している。各地域によってフォースタートアップスが手掛ける内容に違いはあるものの、各地域のスタートアップ企業を支援し、その成長を手助けすることは変わらない。
とくに、地方創生などの側面で考えると、地域の企業の活性化は必要不可欠なもの。将来的にも雇用の創出などにもつながるとされており、期待を寄せるべき分野のひとつだ。