北海道釧路町村会は2024年12月25日、釧路総合振興局管内7町村がそれぞれの特産品を出し合い、セット品や定期便の共通返礼品として提供を開始することを発表した。第1弾として、北海道厚岸町(あっけしちょう)と北海道白糠町(しらぬかちょう)の共通返礼品を創出、両町自慢の“海の幸”を組み合わせたコラボレーション返礼品を、2024年12月25日から新たに受付開始した。
今後は釧路総合振興局管内の他自治体を加えた合計7町村での展開を予定している。各自治体がそれぞれの強みを活かした特産品を出し合い、共通返礼品として提供することで、寄付者の方々にひがし北海道・くしろ地域の多様な魅力を知ってもらうとともに、地域の事業者・生産者の販路拡大や事業継続につなげることなどを目的としている。
ふるさと納税制度は全国的に認知度が高まり、多くの自治体が独自の返礼品を用意して寄付を募っている。しかし、地域によっては、返礼品となる特産品の生産量や種類が限られており、より多くの寄付を集めるためには、自治体間の連携が不可欠であるという課題があった。
この課題に対し、厚岸町と白糠町は「地域産業の振興」「地域事業者生産者の販路拡大」「地域経済の活性化」を共通の目標として掲げ、釧路総合振興局管内という同じ地域に根ざす自治体同士が協力し、より魅力的な返礼品を提供して相乗効果を生み出すことで寄付を促進できると考えた。
第1弾では「【厚岸町】厚岸産殻付き牡蠣×【白糠町】シラリカいくら醤油漬け」と「【厚岸町】厚岸産殻付き牡蠣×【白糠町】北海道産お刺身用ホタテ」のふたつを用意している。