累計46万人以上が参加したキユーピーの食育活動 マヨネーズ教室などで子どもの笑顔をつくる

キユーピー
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キユーピー株式会社は2024年度(2023年12月~2024年11月)に実施した食育活動の総括を発表した。

キユーピーグループがめざす姿の実現に向けて策定した「キユーピーグループ 2030ビジョン」では、「子どもの笑顔のサポーター」になることを2030年におけるグループのありたい姿のひとつとしている。

また、子どもが笑顔になれる未来を創ることを目指し、「2030年までに、グループの食育活動などで接する子どもの笑顔の数を100万人以上にする(2019年からの累計)」ことをサステナビリティ目標として掲げています。そのなかで、2024年度目標として「私たちの活動で創る子どもの笑顔の数を40万人以上」を掲げたところ、総参加者数46.3万人で目標を達成した。

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工場ならではの特別な体験を

キユーピーは、「工場は家庭の台所の延長」の考えのもと、1961年から「オープンキッチン」(工場見学)を開始した。現在は全国3ヵ所(茨城県五霞工場、兵庫県神戸工場、佐賀県鳥栖工場)で子どもたちをはじめ、多くの方にキユーピーの安全安心な商品づくりを紹介している。

鳥栖工場では、2024年10月に新たな取り組みとして、バーチャル見学施設「スクリーンT」を公開した。360度カメラで撮影した製造過程の映像を6つのプロジェクターを使用し、壁に投影することで、まるで加工場に入ったような感覚を体験できる。鳥栖工場でしか製造していないベビーフードの製造過程も没入感のある映像を通して紹介し、安全安心な商品づくりの仕組みを伝えている。

▲ 270度の視野で体感できる「スクリーンT」

コンテンツ別2024年度(2023年12月~2024年11月)開催実績

各工場とマヨテラスの見学者数:総計64,386人(子ども:22,894人)

マヨテラスでは、「子どもたちが笑顔でピーマンを食べ、もっと野菜を好きになってもらいたい」という願いを込め、幼児向けイベント「ピーマンチャレンジ!」を企画した。ピーマンとマヨネーズを一緒に食べると、マヨネーズの中の卵黄がピーマンの苦みを抑え、食べやすくなるというキユーピーの研究成果をもとに、イベントではマヨネーズでピーマンをソテーし、オープンオムレツを作った。

また、3月1日の「マヨネーズの日」に向け、マヨテラスと全国3工場(五霞工場、神戸工場、鳥栖工場)では「マヨフェス」を開催。試食の時間に、マヨネーズに好きな調味料や食材を組み合わせる、オリジナルの合わせマヨづくりを実施したり、「利きマヨ体験」を行ったりと、工場ごとに趣向を凝らした取り組みを実施した。

▲ 「ピーマンチャレンジ!」の様子

出前授業(マヨネーズ教室、SDGs教室)開催件数:計169件

社内認定講師「マヨスター(※)」が小学校を訪問し、食の楽しさと大切さを伝えることを目的に実施している出前授業「マヨネーズ教室」。マヨネーズ教室は2002年から開始し、リピーターとなって繰り返し開催する学校も増えている。
※マヨネーズや衛生、科学などの知識を伝え、マヨネーズ教室の運営を行うことができる資格(キユーピーの社内認定制度)の呼称。営業・生産・研究、さまざまな職場から社内認定制度に合格した全国約240人の「マヨスター」が小学校を訪問する。

2024年度は全国99校の小学校で実施し、4,734人の小学生が参加した。また、SDGsの17の目標のうち、「目標12:つくる責任 つかう責任」を取り上げ、キユーピーグループのサステナブルな取り組みを交えて、環境問題について自分たちができることを考えてもらう「SDGs教室」は、全国70校の小学校で実施し、4,713人の小学生が参加した。

調べ学習のみになりやすいSDGsの学習を、直接企業の担当者に聞くことができる点が好評を博しており、年々開催件数も増えているそうだ。

▲ 「マヨネーズ教室」の様子

講演会開催件数:計123件

3つのプログラム「楽しく食べて健康に!」「聞いてなるほど!マヨネーズのお話」「野菜を楽しみもっと健康に!」を合計すると123件の開催となった。

▲ 講演会の様子

子どもたちの学びを応援!夏休みの自由研究を募集

キユーピー公式サイト内の食育コンテンツ「食生活アカデミー」では、夏休みの自由研究として食に関する研究作品を毎年募集している。サイト内では自由研究のテーマ例を紹介するページや研究開発本部のメンバーが自由研究の進め方のコツを解説するページがあり、子どもたちが楽しく自ら主体的に学べるよう応援している。

2024年度も多くの力作が集まり、14作品が受賞した。「捨ててしまいがちな野菜の皮や葉などを無駄なく使うSDGsレシピ」や「自分にあった栄養と体調をまとめたレポート」など、2024年度も個性豊かな研究が目立ち、受賞作品選定会で高い評価を受けた。

近年は、子どもたちの視点や発想力が光る作品が増え、食生活を通じた主体的な学びが広がっているという。

▲ 受賞作品の一例
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