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日本初・世界最小の変形型月面ロボット「SORA-Q」が内閣総理大臣賞を受賞、タカラトミーやソニーGら

日本初・世界最小の変形型月面ロボット「SORA-Q」が内閣総理大臣賞を受賞!
変形型月面ロボット「SORA-Q」変身前(左)変身後(右) ©JAXA/タカラトミー/ソニーグループ(株)/同志社大学
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産学官連携の成果として開発された変形型月面ロボット「SORA-Q(LEV-2)」が、第7回日本オープンイノベーション大賞において最高賞である内閣総理大臣賞を受賞した。このロボットは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大学の4者による共同開発によるもので、2月5日に表彰式が行われた。

▲ 表彰式の様子(画像出典:プレスリリース)
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世界最小・最軽量の月面探査ロボット「SORA-Q」

「SORA-Q」は、直径約78mm、質量228gという世界最小・最軽量の変形型月面ロボットであり、完全自律制御による月面探査を成功させた。SLIM(小型月着陸実証機)の着陸状態や周辺環境を撮影し、画像データを送信することに成功した。

▲ 変形型月面ロボット(LEV-2)が月面上で撮影したSLIMとその周辺の様子 ©JAXA/タカラトミー/ソニーグループ(株)/同志社大学

このプロジェクトは、JAXAの宇宙探査イノベーションハブの枠組みのもと、

  • タカラトミー:玩具技術を活かした構造設計
  • ソニーグループ:IoTデバイス・イメージセンサ・画像処理技術
  • 同志社大学:小型ロボットの開発技術 を融合させ、宇宙関連技術と結びつけた。

受賞の背景

近年、宇宙探査ミッションでは小型・軽量なロボットの活用が求められている。「SORA-Q」は、その要求に応える形で開発され、月面探査の効率化に大きく貢献した点が評価された。また、地上利用への応用可能性も含めて、オープンイノベーションの成功事例として高く評価された。

今後の展開

この技術を基に、今後の宇宙探査ミッションに向けたさらなる研究開発が進められる。また、地上での利用を視野に入れた技術展開も期待されており、教育分野やIoT技術の応用など、多方面での活用が見込まれる。

今回の受賞を契機に、日本発の先端技術が宇宙探査や地上ビジネスにどのように展開されるのか、引き続き注目していきたい。

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