関東経済産業局は、2025年3月5日(水)に「地域の人事部」実証事業の報告会をオンラインで開催する。
本イベントでは、茨城県、新潟県、長野県、静岡県の8自治体が取り組んできた「地域の人事部」モデルの成果を共有し、地域企業の人材確保を支援する新たな体制の可能性を探る。
「地域の人事部」とは、地域の支援機関や自治体が一丸となって、多様な人材の活用を促進し、地域企業の人的資本経営の定着を目指す仕組み。
本報告会では、実証事業の成果として作成された「モデル事例集」を基に、地域の人事部がどのように地域経済や雇用に貢献できるのかを議論する。
関心のある自治体、支援機関、企業、個人が無料で参加できるオンラインイベントとなっており、申し込みは3月4日(火)17:00まで受け付けている。
「地域の人事部」とは?
「地域の人事部」は、地域における人材不足の課題解決を目的とし、自治体や支援機関が連携して企業の人材確保を支援するモデル。具体的には以下のような取り組みを行っている。
- 兼業・副業人材の活用支援
- 若者人材向けのインターンシップ事業
- 経営者向け意識変革のためのセミナー
- 社員の定着や活躍を促す環境整備
3年間にわたる実証事業を経て、地域ごとの特色に応じた支援体制が整備され、今後の自走化に向けたロードマップが示される予定。
実証事業の対象自治体
本事業は、以下の8自治体で実施された。
- 茨城県(日立市・常陸太田市・大子町)
- 新潟県(長岡市・燕市)
- 長野県(松本市・塩尻市)
- 静岡県(三島市)
報告会の詳細
日時
2025年3月5日(水)13:30~15:30
開催方法
オンライン(Cisco Webex)
※申し込み者には視聴URLが送付される
プログラム
13:30 – 13:35 オープニング・開会挨拶
13:35 – 13:50 「地域の人事部」取組概要の紹介
13:50 – 15:25 パネルディスカッション:「地域の人事部」実証8地域モデル事例集解説 ~体制と事業の変遷から紐解く 地域の人事部の可能性~
登壇者
<有識者>
- 平田 麻莉 氏(一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 代表理事)
- 梅崎 修 氏(法政大学 キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科 教授)
- 森安 亮介 氏(みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 社会政策コンサルティング部 主任コンサルタント)
<実践者>
実証事業に関わる8自治体の担当者が、現場での具体的な取り組みや課題、成果を共有。
<ファシリテーター>
- 加藤 遼 氏(株式会社パソナJOB HUB ソーシャルイノベーション部長 兼 事業開発部長)
参加対象者
以下のような課題・関心を持つ自治体、企業、支援機関、個人が対象。
✅ 自治体(商工労働、産業振興、地域活性化などの担当者)
✅ 支援機関・団体(商工会議所、金融機関、人材支援企業など)
✅ 企業(副業・兼業人材の活用、社員の人材育成を検討している企業)
✅ 個人(地域活性化や地方での働き方に興味がある人)
参加申し込み
申し込み締切:2025年3月4日(火)17:00
👉 申し込みフォームはこちら
https://chiiki-jinjibu-form.meti.go.jp/m?f=76
まとめ
地域企業の人材不足が深刻化する中、「地域の人事部」は地域に根ざした新たな人材活用のモデルとして注目されている。本報告会では、3年間の実証事業の成果を振り返りながら、今後の自走化に向けたポイントを探る。
✔ 地域企業の人材確保・定着の新たなモデル
✔ 自治体と企業の連携による人的資本経営の定着
✔ 実証事業の具体的な事例を学び、自社や自治体での応用を検討
無料オンラインイベントのため、地域活性化や人材課題に関心のある方は、ぜひ参加してほしい。