加賀市、4次元時空間情報基盤を活用したドローン飛行実証を実施デジタル技術を活用した産業DXと防災対応の可能性を検証

2025年3月9日

加賀市は、「4次元時空間情報基盤」 を活用したドローン飛行実証を2024年11月28日に実施した。本実証は、デジタル技術を活用した産業DX推進および防災対応の強化を目的とし、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の事業の一環として実施された。

本事業は、加賀市が国から認定を受けて設置した「加賀市近未来技術実証ワンストップセンター」の活用事例となる。

実証実験の概要

本実証では、「4次元時空間情報基盤」を活用したドローン飛行の安全性向上 を目的とし、以下の5つのポイントについて検証を行った。

4次元時空間情報基盤とは、地上・空中・地下といった異なる空間情報を統合し、高速処理・検索を可能にするシステム。本システムを活用することで、飛行ルートや環境状況を正確に把握し、安全かつ効率的なドローン運用が可能となる。

今回の実証では、以下の技術が活用された。

本システムは、経済産業省が推進する「ウラノス・エコシステム」に準拠しており、ウラノス仕様に基づくドローン運航管理の実証は全国初の試み となった。

加賀市は、「デジタルライフライン」の構築 を掲げ、デジタル技術の活用による社会課題の解決を推進している。

本実証は、「加賀市近未来技術実証ワンストップセンター」を通じた初の取り組みであり、市が関係機関と連携することでスムーズな実証を実現 した。