Apaman Network株式会社(東京都千代田区)は、2025年版「住みたい駅ランキング」を発表した。本ランキングは、アパマンショップ公式サイトの検索データをもとに、全国の人気駅をエリア別に集計したものだ。
今年のランキングでは、物件を探す際に「まず検索してみたい」と思われる主要駅が多くランクインする結果となった。特に、関東と関西では約7割の駅が前年と入れ替わるなど、大きな変動があったことが特徴となっている。
北海道エリア:麻生駅が2年連続で1位

1位の麻生駅(札幌市北区)は、地下鉄南北線の終点駅であり、JR「新琴似駅」も近く、ダブルアクセスが可能な好立地にある。徒歩圏内には商業施設が充実しており、利便性の高さが評価されている。
東北エリア:泉中央駅が安定の1位

仙台市の副都心である泉中央駅が1位を維持。計画的に開発された都市で、大型商業施設が集まることから、高い人気を誇る。
関東エリア:荻窪駅が1位に

関東では大きな変動があり、7割の駅が入れ替わった。荻窪駅は、JR中央線や東京メトロ丸ノ内線が利用できる点が評価され、1位に輝いた。
東海エリア:静岡駅が不動の1位

静岡県最大の中心駅である静岡駅が1位を維持。東海道新幹線・東海道本線の要衝として利便性が高く、3路線が利用できる点も人気の要因だ。
甲信越エリア:甲府駅が1位をキープ

甲府駅は、JR中央本線とJR東海の身延線が乗り入れ、多くの路線バスや高速バスが発着する交通の要所となっている。
北陸エリア:金沢駅が1位にランクアップ

北陸新幹線が発着する金沢駅が、前年の2位から1位に浮上。観光地としての魅力に加え、生活利便性も評価されている。
関西エリア:江坂駅が1位に浮上

関西エリアも関東と同様に7割の駅が入れ替わる結果となった。江坂駅は、大阪メトロ御堂筋線と北大阪急行電鉄が通る利便性の高さが人気を集めた。
中国・四国エリア:福山駅が大幅ランクアップ

福山駅は、新幹線や在来線のアクセスが良く、商業施設や観光名所も多いことから、昨年7位から1位へと急上昇した。
九州・沖縄エリア:博多駅が1位に

昨年ランク外だった博多駅が、1位にランクイン。新幹線、地下鉄、在来線、バスが集中し、空港からのアクセスも良好なため、住みたい駅として高い評価を得た。
住みたい駅ランキング調査概要
- 調査対象:アパマンショップ公式サイトユーザー
- データ集計期間:2023年10月1日~2024年9月30日
- 対象駅:アパマンショップ公式サイト掲載の駅(バス路線を除く)
- 集計方法:検索回数(降順)
- 分析:Apaman Network株式会社
変化する住みたい駅のトレンド
今年の住みたい駅ランキングでは、関東・関西を中心に大幅な入れ替えが見られた。特に、通勤・通学の利便性が高く、生活環境が整った駅が上位にランクインする傾向がある。また、新幹線や地下鉄などの交通の要所となる駅の人気が高まっていることも特徴的だ。
今後も、各地の都市開発や交通網の変化に伴い、住みたい駅のトレンドがどのように変化するのか注目される。