山梨県山梨市は、2025年1月よりTikTokを活用した市の魅力発信を開始した。県内の市町村でTikTokを活用するのは初めての試みとなる。本アカウントでは、市内の観光スポットやグルメ情報、体験型アクティビティなどをショート動画で紹介し、若年層を中心に山梨市への関心を高めることを目的としている。
ユニークなアカウント名で注目を集める試み
山梨市のTikTokアカウント名は 「山梨市は県庁所在地じゃない【公式】」。
「山梨」という県名と同じ名前でありながら県庁所在地ではない、というユニークな特徴を逆手に取ったネーミングとなっている。皮肉交じりのユーモアを交えることで、話題性を高め、市の名前を広める狙いがある。
TikTokを活用する背景と目的
この取り組みは、令和6年5月に 株式会社山梨中央銀行と締結した「シティプロモーションに関する連携協定」 に基づいている。
同年8月から9月にかけて、山梨市の若手職員と山梨中央銀行の若手行員がワークショップを実施。「40歳以下の若者世代」をターゲットに設定し、市の魅力をどのように伝えるかを検討した結果、SNSの中でも特に若年層にリーチしやすい TikTokの活用が最適 との結論に至った。
山梨中央銀行のノウハウを活かし、自治体初のTikTok運用を開始。観光振興や移住促進を視野に入れた情報発信を行っている。
配信コンテンツと反響
現在、山梨市のTikTokでは以下のような動画を配信している。
- 富士山を一望できる「天空に佇むカフェ」
- 日本一の「黄金ほうとう」
- 山梨市の日帰り満喫プラン
- 初心者でも安心の「手ぶらでできる陶芸体験」
すでに 30万回再生を超える動画 もあり、「山梨市、行きたくなります！」「いいぞ山梨市！」といった好意的なコメントも多数寄せられている。
ホリプロデジタルエンターテインメント所属の 水瀬紗彩耶さん や せきぐちりささん などのタレントも登場し、親しみやすい雰囲気で市の魅力を発信している。
今後の展望
山梨市は、TikTokを通じて 若者世代への認知拡大と観光促進 を図るとともに、移住・定住促進にも活用する方針だ。
今後も、山梨市ならではの魅力を発信し、多くの人に訪れてもらうことを目指していく。
山梨市公式TikTokアカウント情報
- アカウント名：「山梨市は県庁所在地じゃない【公式】」
- URL：https://www.tiktok.com/@yamanashicity
- 発信内容：山梨市の魅力的なスポット、観光情報、体験アクティビティ
山梨市の魅力を 「動画で楽しく発信する」 新たな取り組みに、今後も注目が集まりそうだ。
