就職先に魅力を感じる理由、トップは「給与の高さ」 トラコムが現役大学生250名を対象に就活・働き方に関するアンケート調査を実施

就職先に魅力を感じる理由、トップは「給与の高さ」 トラコムが現役大学生250名を対象に就活・働き方に関するアンケート調査を実施
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人材採用支援事業を展開するトラコム株式会社は、現役大学生250名を対象に「就職活動・働き方に関するアンケート調査」を実施し、その結果を発表した。調査は2024年12月から2025年1月にかけてインターネット上で実施され、Z世代と呼ばれる現役学生たちの就職観や情報収集の傾向を可視化する内容となっている。

アンケート結果の詳細は、同社の「Z世代が求める企業像と働き方とは?現役大学生への一斉調査/トラコム株式会社」にて閲覧できる。本稿ではプレスリリースの内容をもとに紹介していく。

学生が企業に魅力を感じる理由は「給与の高さ」

調査によると、学生が最も魅力を感じる企業の特徴として、「給与が高い」が最多の23.1%を占めた。次いで「働きやすい環境が整備されている(19.0%)」、「会社の経営が安定している(18.7%)」と続き、Z世代は待遇や職場環境の明確さ、企業の将来性に安心感を求めていることが浮き彫りになった。

一方で、やりがいや成長機会といった“抽象的な魅力”よりも、給与や働きやすさといった“現実的な条件”が優先される傾向が強く、不確実な時代を生きる世代ならではの価値観が感じられる。

避けたい企業の特徴は「過剰なノルマ」「長時間労働」

就職したくない企業の特徴については、「ノルマが過剰など、プレッシャーが大きい(25.6%)」、「長時間労働が常態化している(20.8%)」、「給与が低く、昇給が期待できない(18.0%)」が上位を占めた。こちらも“負担が大きい職場環境”を避けたいという明確な意識が見て取れる。

就職活動は「ナビサイト」が主流、SNSとの併用も進む

就職活動の情報収集ツールとして最も多かったのは「就職情報ナビサイト(24.1%)」で、就職活動の中心ツールとして広く認識されていることが分かった。加えて、「SNS(16.3%)」、「企業の採用サイト(15.1%)」も活用されており、複数のデジタルチャネルを横断して情報を収集している実態がある。

また、大学3年生・修士2年生といった就活本番を迎える層ではナビサイトの利用率が7割を超えており、求人検索やエントリーの中心として機能している。

早期からの認知がカギ、低学年層のアプローチも重要に

情報収集の手段がまだ定まっていない低学年層では、ナビサイト以外にもSNSやクチコミサイト、OB・OG訪問など多様なチャネルが活用されている。就職活動の本格化前から認知を獲得するためには、企業側も複数のチャネルを駆使し、段階に応じた情報発信が求められる。

特に、給与水準や福利厚生、勤務体系などの「見える条件」を明示することが、学生の関心を引くうえで重要となっている。

“安心して働ける場所”を求めるZ世代のリアル

今回の調査から見えてきたのは、Z世代の学生が「安心して長く働ける企業」を求めているという価値観だ。挑戦ややりがいといった情緒的な要素よりも、「無理せず、生活が安定すること」を重視する傾向が明らかになった。

また、情報収集ではオンラインを主軸としつつも、SNSや企業サイトなどで自ら積極的に情報を得て選別する主体性も感じられる。

企業にとっては、こうした就活生の傾向を踏まえ、待遇面だけでなく、職場環境や企業の安定性、将来像といった具体的でわかりやすい情報を、デジタル上で効果的に発信することが求められている。

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